ENW Lab.
ソーシャルメディア運用支援 Mr. Paco Llisto (Brazil)
海外の経営者から、国境を越えた組織・チーム運営について学ぶ
Transcend Barriers of Distanceシリーズ。
この度、オンラインセッション第三弾を2013年8月22日に開催しました。
ゲストスピーカーは、サンパウロ(ブラジル)在住のPaco Llistoさん。
Pacoさんは、2011年に設立した
ソーシャルメディア運用支援企業Midiatixの経営者で、
オンライン・ジャーナリストです。
ブログ、Facebook, Twitterなどのソーシャルメディアの
キュレーションやプロデュース、モニタリングを業務としています。
Midiatix
www.midiatix.com.br/
今回のセッションの主なトピックは次の通り。
•在宅ベースで仕事をする中でのメンバーとのコミュニケーションやワークスタイル
•海外クライアントの開拓とコミュニケーション
•ブラジルのソーシャルメディア事情と展望
当日の資料
主要なチームメンバーは5人ほどで、
一緒に仕事をするメンバー(ジャーナリスト、デザイナー)は
全員信頼関係のある知り合い。
毎週月曜日に集まるほかは、FacebookやSkype、Emailなど
様々なツールを利用して密にコミュニケーションを取り合っているとのことです。
海外クライアントは、日本ベースのEcoNetworksをはじめ、
アンゴラの銀行や広告会社、フランスの会社から、
ブラジルでのオンラインキャンペーンを引き受けています。
顧客とも同様にツールを使ってリアルタイムでやりとりをしており、
遠隔でもコミュニケーション上の問題は「全くありません」ということ。
実際に、EcoNetworksがパコさんと仕事をした際にも、
メールやFacebookでのコミュニケーションは、的確、迅速で、
距離の弊害を感じることはありませんでした。
ブラジルでのソーシャルメディア事業の状況について。
ブラジルではFacebookの利用人口が米国に次ぎ世界二位であり、
ソーシャルメディアを人々は歓迎し生活や企業活動の一部として注目されているとのこと。
日本での「ソーシャルメディア疲れ」といった現象を伝えると、
「こちらではそういうことはまったくない」とのお返事。
経済成長が続き、元々明るくコミュニケーション好きで、
来年のサッカー・ワールドカップを控えて盛り上がるブラジル社会の活気を感じます。
「環境やサステナビリティ、CSRの意識は、まだ広く一般的とは言えない。
それでも、EcoNetworksやアンゴラの銀行との仕事のように、
環境や社会をテーマにした取り組みもこれからゆっくりだが確実に増えていくはず。
そこで役割を果たしたい」
とブラジルでのソーシャルメディア運営事業に意欲を燃やしています。