泊まれる出版社「真鶴出版」で見つけた、地域と人のサステナブルな関係

2026 / 4 / 21 | カテゴリ: | 執筆者:EcoNetworks Editor

エコネットワークス(ENW)が運営するコミュニティ事業、TSA(Team Sustainability in Action)では「サステナビリティファンド」という仕組みを設けています。TSAに参加するパートナーが自身や社会のサステナビリティにつながる活動をしたいときに、資金面から取り組みを応援する制度です。

俣野麻子さんは、同制度を活用して「真鶴出版」に宿泊し、多くの学びを得ました。


執筆:俣野麻子
京都市・大原野在住の翻訳者・通訳ガイド。


あれは、たしか2024年の夏頃のことだったと思います。TSAパートナーの宮原桃子さんから連絡をいただき、神奈川県の真鶴町にある「真鶴出版」のことを知りました。真鶴出版による『小さな泊まれる出版社』という本を読んで、大原野で地域のことを伝えるローカルメディアを運営している私のことを思い出してくださった、とのことでした。ご連絡をいただいたことがうれしくて早速、紹介記事などを読んでみたところ、真鶴の魅力を地域の内外へ発信する活動をされていて、私の関心にぴったりでした。そこで、大原野での今後の活動のインスピレーションやヒントを得るべく、ファンドを活用して夫と一緒に真鶴出版に泊まってきました。

泊まれる出版社で体感した「まちやど」の世界

滞在したのは2024年11月23日~25日。23日は新幹線が大幅に遅れていて到着が夜になったのですが、スタッフの渡辺さんが温かく迎えてくださいました。

宿の中の様子

真鶴出版のドアを開けるとこんな感じです

真鶴出版は「日本まちやど協会」の会員です。協会のホームページによると「まちやど」とは、まちを一つの宿と見立て宿泊施設と地域の日常をネットワークさせ、まちぐるみで宿泊客をもてなすことで地域価値を向上していく事業だそうです。宿泊の予約をしたときから、おすすめの飲食店リストや真鶴の楽しみ方をご案内いただき、まさにそのコンセプトを実感しました。

宿では、真鶴関連の本を読んだり買ったりできます。私は、滞在前から気になっていた『美の基準』を買って帰りました。

本の集合写真

2階の宿泊エリアにも本がたくさんあり、自由に読むことができます。

2階の宿泊エリアにも本がたくさんあり、自由に読むことができます。

2階の宿泊エリア

真鶴出版に泊まるとまち歩きツアーが含まれていて、翌朝はもう一人のスタッフである山中さんが真鶴を案内してくださいました。真鶴特有の背戸道と呼ばれる路地を散策しながら、生活者ならではの視点からお話を聞けて、一歩踏み込んでまちを知ることができた気がします。

散歩
最終日の朝には、真鶴出版を立ち上げた川口さん、來住(きし)さんご夫婦とゆっくり話す機会に恵まれました。私たちも地域のローカルメディアを運営しており、地域に根差した活動をしているという共通点があり、話が弾みました。

実際に滞在してみることで、真鶴出版の皆さんと地域の関係性を垣間見ることができ、心に残る充実した旅になりました。

これからの活動に向けて

その後、2025年2月には京都の恵文社でトークイベントをされると聞き、参加してきました。真鶴出版の皆さんに再会できた上に、「まちやど」という取り組みを最初に始められた東京の谷中にあるHAGISOの「hanare」のお話も聞けました。よい時間でした。

真鶴出版で得た学びを糧に、これからさらに、私たちが住む京都市・大原野でワクワクする活動をしていきたいと思います。

景色

まち歩きツアー中に見た景色

このエントリーをはてなブックマークに追加