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アジアのステークホルダーを考える(インド)
2009 / 7 / 7 | カテゴリー: サステナビリティ研究 | 執筆者:EcoNetworks
【第2弾】
「アジアのステークホルダーを考える(インド)」
<サマリー>
●インドは目覚ましい経済発展に伴い、CO2 排出量も世界第3位(中国、米国に次ぐ)になるなど、環境負荷が急増しています。
●社会面では、「貧困」、「人権」、「インフラ」、「汚職」などが大きな課題と認識されています。
●特に、人口の3割を占める1日1ドル以下で生活する貧困層(自動二輪車を購入できる層以下と定義す
ると約9割に達する)をめぐるCSR 活動が期待されています。
<1.はじめに>
本レポートの第一弾(テーマ:中国)に、とても多くの方が関心を持ってくださり、さまざまなフィードバックをいただきました。
「アジア・・・気にはなっているけれど、よくわからない」というのが共通の感覚のようです。
第2弾のレポートでは、中国と同じBRICs の一国、インドにおけるステークホルダーの動きや企業のCSR 戦略を追っていきたいと思います。
歴史を振り返ると、1984 年、世界的な「環境事故」がインドで発生しました。ボパール化学工場事故。
世界最悪といわれている化学工場事故で、2万人以上が死亡する悲劇となり、企業の社会的責任をめぐる世界的な論争を起こしました。
それから25 年たった現在では、貧困層を対象にした社会的ビジネス(「BOP(Bottom of thePyramid)ビジネス」)が興隆し、世界の注目を集めています。
※レポートはこちらよりダウンロードできます。