生活レベルの向上によって、近年、中国では旅行が流行っており、多くの人が家族や友達と一緒に旅に出かけている。国も国民の旅行を奨励していて、振り替え休日を設定して連休を増やす、国営企業だけでなく、個人企業、特に中小企業の有給に関する制度を改善するなどの推奨策を実施している。

長い休暇をとることでリッラクスでき、元気に職場に戻る人が多く、旅行で得たもの、または学んだものを仕事に生かして仕事の効率アップにつながると考えている人が多いようだ。

チームワークを重視している企業では、社員間の仲間意識を高め、仕事のコミュニケーションを円滑にするための手段として社員旅行を企画しているところもある。中には、家族、友達連れの社員旅行もあり、家族との時間を増やすだけでなく、人脈作りにも役立っているようだ。人脈社会の中国では一石二鳥と言える。

（季新＠中国・北京）