地球にも人にも優しい、 サステナブルなギフトとは?

2020 / 10 / 29 | 執筆者:mihosoga

エコネットワークスでは、仕事仲間が一緒に、サステナブルな働き方や暮らし方の学びや実践を深めることを目的としたTeam Sustainability in Action(TSA)というネットワークを2013年に立ち上げ、自主プロジェクトや本の貸し借り、オンラインの勉強会などをおこなっています。

2020年9月には、TSAパートナー(会員)が、サステナブルな暮らし、社会につながるものを購入する際の費用の一部を補助する「サステナビリティギフト」という制度を、新たに実施。12名のTSAパートナーが「サステナビリティにつながる、と自分が考えるもの」という基準で物品を選び、購入しました。素敵なストーリーのあるものが揃ったので、ご紹介します。


執筆:曽我 美穂
富山県在住のエコライター、エディター。


想いが詰まったギフトたち

allbirdsのバレエシューズ、珠洲の塩、野菜セット、WECKのガラス容器

キッチンツール、衣服・パーソナルケア、食べ物・飲み物のカテゴリ別に製品と、選んだ人の想いを紹介します。気になるものがあったら、リンクをクリックして詳細をチェックしてみてください。

[キッチンツール]

「少しでもプラスチックの使用量を減らしたい」という想いから、保存容器を選んだTSAパートナーが2人いました。1人は野田琺瑯のホーロー容器セット、もう1人はWECKイワキのガラス製の保存容器を選択。ガラス製の保存容器(下の写真)を購入した翻訳者の佐藤 靖子さんは「どちらのメーカーにするか迷ったので、両方とも買うことにしました。使い比べてみます」と話していました。

プラスチック由来のラップの使用量を減らす目的で、ミツロウでできたラップを選んだのは翻訳者の水野 裕紀子さんです。「まずは自分で使ってみて、使い勝手を確認してから、友人などに勧めたいと思います」とのこと。使ったうえでまわりにおすすめするのは、いいアイデアですね!

ペットボトルの代わりに使うとプラスチックフリーにつながる「水筒」を選んだライターの宮原 桃子さんは、数あるメーカーからタイガー製のものを選択。「4つのサステナブル要素を掲げた商品で、そのうちの『紛争鉱物を使用しない』を掲げている点が注目ポイント」だそうです。

KIND BAGというエコバッグを選んだのは、翻訳者の五頭 美知さん。「100%リサイクルPET素材のエコバッグです。洗濯も可能。利益の10%が海洋保護団体に寄付されます」とのことです。

[衣服・パーソナルケア]

エコネットワークスで代表をしている野澤 健さんが選んだのは、10YCのチノパン。ウェブサイトで原価が公開されており、作り手の顔だけでなくコストまで分かる、サプライチェーンの透明化が徹底された製品です。

サステナブルな素材を使ったオールバーズのスニーカーを選んだのは、書道家/コミュニケーションデザイナーの関澤 春佳さん。米国で2016年に生まれたオールバーズの靴は、どれもデザイン性が高く、履き心地も良さそうです。各商品のカーボンフットプリントが明記されている点も、大きな特徴です。これから人気が高まりそうです。

関澤さんが選んだスニーカー(下の写真)は、ウールからできたソール、サトウキビを原料にした靴底、リサイクルされた100%再生ポリエステルで作られた靴紐等のサステナブルな素材を使っています。

ライターの宮原 桃子さんは、オールバーズのこのバレエシューズを購入しました。

サンエア株式会社の竹製のヘアブラシを選んだのは、翻訳者の俣野 麻子さん。「竹のピンがなくなったら無料で替えピンを送ってもらえるなど、メーカーのアフターサービスが充実していて、長く愛用できる」という点が決め手でした。

[食べ物・飲み物]

英国スコットランド在住の翻訳者の杉本 優さんが選んだのは、全てサステナブルな素材でできたNadar Ginというジン(お酒)。こんな革新的なお酒があるとは、驚きました。なお、杉本さん個人のブログ記事に詳しい背景が書かれているので、興味のある方は読んでみてください。

ライターの新海 美保さんはオンラインショップ「しふく百貨店」が販売している、熊本の障がい者支援施設の皆さんがつくった野菜ボックスを購入。「COVID-19の感染拡大の影響を受け、障がい者の皆さんの働く場も激減しています。買って応援、食べて応援したい、と考えました」と、コメントを寄せてくださいました。

自然界が本来持っている微生物の力を劇的に活性化させる機能を持つ「微生物活性材バクチャー(BAKTURE)」と、藤野良品店が販売している、タンザニア産の自然栽培のドライパイナップルを選んだのはENWの経理・総務の武市 るみさん。「どちらも応援したいし、良さを伝えたいので選びました」とのことです。どちらの製品も背後にあるストーリーは一読の価値あり、です。(ドライパイナップルのストーリーはこちら

タンザニアの現地工場の様子。10人ほどの工場スタッフのほとんどが女性。
その中にはシングルマザーもいますが、立派に子どもを学校に通わせることができているそうです。

アメリカ在住の翻訳者Stephen Jensenさんからは、サステナビリティギフト事務局に「仕事仲間の二口 芳彗子さんに、二口さんの地元のサステナブルなものを贈りたい、手伝ってもらえませんか」との依頼がありました。一緒に検討して選んだのは「珠洲の塩」。能登半島の最北端にある珠洲市で、日本最古の製法で作り続けられている塩です。二口さんに塩が届いた日にスティーブさんから「Enjoy! (But not too quickly :P)(ゆっくり楽しんで使ってくださいね)」とのメールが届いたそうです。

TSAパートナーの選んだものは、エコグッズの紹介記事を書く機会が多い筆者も知らないものが多く、皆さんのアンテナの高さに驚きました。これからも情報交換をしながら、サステナブルな暮らしを彩るグッズを見つけ、大切に使っていきたいです。

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