小林一紀 インタビュー(その3)

2011 / 6 / 3 | 執筆者:EcoNetworks

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硲:エコネットワークスの初期の頃から現在に至るまでに、
仕事や働き方に関してどのような変化がありましたか?

小林:仲間が増えるにつれて、世の中に提供できる価値や自分たちの
キャパシティが高まってきました。そして、自分にできないことを
他のメンバーがやってくれてそれをサポートすることで、
さらにチームとしてできることに広がりがでてきました。

チームの学習スピードが高まると、自分がしたことを他のメンバーが
すぐにできるようになります。それに対して、
自分にできることがなくなってしまうという不安を感じることもありました。
しかし、それを手放して、次のレベルにチャレンジすれば、
同じことを繰り返す必要がなく、どんどん成長していけるのだと、
発想を切り替えました。
仲間が増えると、自分のやるべきことがどんどん変わらざるを得ません。
そこには常にいい意味でのプレッシャーがあります。
それを乗り越えていくことが、自分自身の仕事や人生にとって
プラスになるのだと、今は思えるようになりました。

エコネットワークスでは、「お互いがお互いのコーチ」という
考え方をとっています。相手方に何か課題があると感じたとき、
無理矢理に直させるのではなく、あくまでも、すべての解答は
その人自身にあるという立場でお互いに関わり合うということです。
メンバーにはお互いの長所を引き出し合う責務があります。
この考え方が上手く機能することを実感するようになりました。

硲:今後、エコネットワークスをどのようなチームにしていきたいと
考えていますか?

小林:想いを共有できる個人が集まってきて、それぞれの夢の実現を
お互いにあと押していくチームにしたいと考えています。
技術的な面や精神面でサポートし合い、
チームで動くことで生じる機会を共有していきたいと思っています。

それから、エコネットワークスは多言語を掲げていますが、
それをさらに強化していきたいと考えています。
例えば、一年ごとに、コアメンバーのミーティングの言語を変えていき、
毎年、その言語を使えるメンバーが集まってくる、というように。
これはあくまで一例で、実際にできるかどうかはわかりませんが、
そういう思い切ったことをしたいと考えています。

また、多文化についても強化していきたいと思っています。
今のところ、コアメンバーは全員日本人ですが、
例えばイスラムの文化や中国の文化など、
自分たちと異なった文化的背景を持った方に主要なメンバーとして
参加していただきたいと思います。
そういう環境はお互いを高め合います。

さらに、「多課題」も掲げていきたい。
「課題のない個人なんていない」と考え、幅広い人がその課題(=障がい)を
共有し、特徴を引き出し、高め合える場にしてきたいと考えています。
色々な事情があって、正規でフルに働けない、あるいは日本社会の既存の
キャリアのレールに乗ってこなかった方たちにとって
意義のある場にしたいと思っています。
そういう環境は、一回しか生きられないお互いの人生にとって、
学びの場になるでしょう。

硲:今後、エコネットワークスとして、また個人として、
目指されていることは何ですか?

小林:エコネットワークスは「自ら変わること」をテーマにしていますので、今後も色々な変化があると思っています。
それは、組織全体としての統一感かもしれませんし、僕個人や
メンバー一人ひとりの役割かもしれません。必要な変化にきちんと向き合い、
乗り越えていきたいと思います。また、何かを手放さなければならない時が
来るかもしれません。その時には勇気を持って断行したいと思います。

個人としては、自分自身に無意識のうちにかけている制限を取り払って、
もっと発想を豊かにチャレンジしていきたいと思っています。
基本的に平日の日中はエコネットワークスにコミットし、その役割の中で
自分のことを考えていきますが、その中で自分に制限をかけたり
自分にできる範囲を自ら狭めたりしていることがあります。
そういう制限を取り払って、例えば、数ヶ月の間、海外にいても
問題なく仕事ができて、チームにとってもプラスになる仕組みを作るなど、
そういう夢のようなことに挑戦したいと思っています。

それから、関わってくれるメンバーが物心両面でさらに
成長していけるようにすること、これは代表としての永遠の責任と思っています。

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