寄付のご報告  ENWから10団体へ

2022 / 2 / 22 | 執筆者:EcoNetworks Editor

エコネットワークス(ENW)では、2022年1月末、前年度の売上の1%にあたる総額95万4,000円を、環境、子ども/女性、医療・福祉、多様性、災害支援などの分野で活動するNPO10団体に寄付しました。選定にあたっては、ENWパートナーへのアンケート調査の結果を反映するとともに、寄付先の活動分野や活動実績とその報告状況、アカウンタビリティの視点で会計報告の状況や内容を確認するプロセスを新たに設けました。以下、寄付先から届いたメッセージとともに、寄付金の使途についてお知らせします。


執筆:新海 美保


環境

森を守り、水を守り、命を守る 公益財団法人 奥山保全トラスト 

<団体からのメッセージ>多種多様な生物から成る奥山水源域の森が開発されることのないよう、市民が寄付を出し合って買い取り、保全する「ナショナル・トラスト運動」を日本全国で展開しています。近年、風力発電設備、大型太陽光発電施設の建設など、「再生可能エネルギー」という名目で推し進められる大規模な森林伐採により、水源の森が失われていく状況が起こっています。 コロナ禍で新しい価値が問われる中、当財団は「奥山水源域の保全」を新たな価値として発信し、水源の森の重要性をさらに広めていきます。今回も変わらぬご支援をありがとうございます。詳しくはこちら

仕組みを変えるアプローチ  認定NPO法人 FoE Japan 

<団体からのメッセージ>FoE Japanは、地球規模での環境問題に取り組む国際環境NGOで、日本では1980年から活動しています。4つの活動理念「Justice」「Sustainability」「People Power」「System Change」を実現していくために、現地の人々の視点に立った調査と提案、そしてうねりを起こし社会の流れを変えていくアプローチに力を入れています。ご寄付は、バイオマスや気候変動に関する政策提言の活動に活用します。気候危機が深刻になる中、誤った気候変動対策が推進されている日本において、気候危機の根本を見つめ、気候正義達成のために様々な政策提言やキャンペーンを展開していきます。

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家を失ったアフガニスタンで食料と毛布を支援 ©️AAR Japan

<子ども/女性>

アフガニスタンの母子の命を守るために 公益財団法人 ジョイセフ

<団体からのメッセージ>20218月のタリバンによるアフガニスタンの全権掌握後、干ばつや新型コロナウイルス感染症の影響、国際社会からの援助の滞りも加わり、アフガニスタンの人々は大きな不安と飢餓のリスクにさらされています。最も影響を受けている乳幼児や妊産婦などの女性や子どもの命を守るために、緊急食糧支援に注力しています。ご寄付いただいた「世界の女性を支援する募金」は、飢餓状態に置かれたアフガニスタンの母子への支援に活用いたします。

遺児たちを支えるための奨学金を支給    一般財団法人 あしなが育英会

<団体からのメッセージ>病気、災害、自死などで親を亡くした子どもたちの進学を支えるため、返還不要の給付型+無利子の貸与型を組み合わせた奨学金を支給しています。1970年から毎年春と秋に続けてきた遺児学生による街頭募金はコロナの影響で中止や延期を余儀なくされていますが、引き続き奨学金申請者への交付が必要です。昨年、遺児家庭へアンケートとオンラインの調査を行い、202112月、結果を公表しました。遺児家庭の厳しい状況がよく理解できる内容になっています。ぜひご覧ください。

食料などを届ける「だいじょうぶだよ!基金」 認定NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ 

<団体からのメッセージ>今年も《だいじょうぶだよ!基金》へのご寄付をありがとうございます。20203月からコロナ禍で経済的に厳しい状況に陥っているひとり親家庭の親子約2400世帯へ、毎月1回、食品パッケージを届けています。今年も支援を続けることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。現在、4月に新入学予定のお子さんに向けた支援金の準備も進めています。今後も応援していただけましたら幸いです。

進学を支える「入学・新生活応援給付金」 公益財団法人 あすのば

<団体からのメッセージ>子どもの貧困問題の解決を目指すあすのばは、「明日の場」であり、「US(私たち)・ NOVA(新しい)」という意味があります。子どもたちがひとりぼっちじゃないと思えるように、そして多くの人に子どもの貧困問題を自分事に感じてほしいと願い、調査提言・間接支援・直接支援の3本柱で活動しています。ご寄付いただいた「入学・新生活応援給付金」には、202112月時点で 1,600人以上の応募がありました。3月までに給付予定で準備を進めています。

 

誰もが誇りをもって働く「山の農園」©︎しんせい

災害/多様性

避難先の地でつくる循環の仕組み「山の農園」 特定非営利活動法人 しんせい

<団体からのメッセージ>東日本大震災・原発事故の影響を受けた障がい者の皆さんを支援するため、2011年に活動を開始し、福島復興の中で「持続可能な社会とは」という問いと向き合ってきました。ご寄付は、避難先の地・郡山市でスタートした「山の農園」事業に活用させていただきます。農園では、地域の農家さんと連携して規格外の野菜を使った加工品づくりや浄化システムを活用した循環のしくみづくり、企業向けのSDGs研修などを実施しています。農園でつくる「山のカレー物語」の動画をぜひご覧ください。クッキング編/ 循環編 

政変のアフガニスタンやミャンマーで 認定NPO法人 難民を助ける会

<団体からのメッセージ>1979年、日本に押し寄せるインドシナ難民を支援するため、日本初の難民支援団体として創設されました。以来、日本を含むアジアやアフリカ、中東など65以上の国で、難民や障がい者支援、地雷対策などの活動を続けています。海外では現在、政変により家を追われたアフガニスタンの避難民や非常事態下にあるミャンマーの障がい児家庭などへの食料支援を行っています。アフガニスタン緊急支援ミャンマー非常事態から1年

政変で生活が困窮したミャンマーの障がい児家庭に食料と衛生用品を届けた ©️AAR Japan

<医療>

有効な治療法がない病気の人々へ 特定非営利活動法人 ASrid(アスリッド)

<団体からのメッセージ>Asridのコンセプトは、希少・難治性疾患を取り巻く「ない・少ない」を「ある」に変えること。希少・難治性疾患とは、患者数が少ないために治療薬や医療機器の研究・開発が進まず、有効な治療法が存在しない病気です。患者向けの情報サイトの運営や研究者の医薬品研究のサポートなど、中立的な立場で全ステイクホルダーに向けたサービスの提供を目指しています。2022228日には、全国イベント「Rare Disease Day(世界希少・難治性疾患の日)」を日本で開催予定です。ぜひご参加ください!

 

ENWでは、上記以外にワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップを通して、ルワンダに住むお子さんを支援しています。

2017年から毎年続けているENWの寄付プロジェクト。寄付して終わり、ではなく、寄付金の使途や寄付の先にある社会課題に注目し、NPOの皆さんと一緒になって考え、解決していけるよう模索しています。今回のご報告を通じて、引き続き寄付のあり方やENWという組織が社会にもたらすインパクトについて考え続けます。

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