【まとめ記事】身近にあるコモンズ

2025 / 3 / 13 | カテゴリー: | 執筆者:EcoNetworks Editor

今や世界でも広く読まれている経済思想家、斎藤幸平氏の『人新世の「資本論」』や松本卓也氏との共編『コモンの「自治」論』で、問題解決のキーワードとして提案されている「コモン」。これは共有財・公共財とも呼ばれ、みんなで一緒に管理・使用しているもの・ことを指すのですが、同書の中では地球を「コモン」として持続可能にみんなで共有、管理することで初めてサステナブルな世の中が実現すると述べられています。

実は公民館や図書館、共同運営の生協(COOP)など、すでに「コモン」の概念に基づく仕組みは国内外で数多くあります。そこで、エコネットワークス(ENW)では世界各地に点在するENWパートナーに声がけをし、それぞれの身近にあり、実際に参加している「コモン」を紹介するコラム「身近にあるコモンズ」の連載をしました。全5回にわたってコモンズの可能性を探ったこのシリーズを、ぜひ改めてご覧ください。

共有廊下から考える「コモン」

町のイラスト

(Illustration by Katerina Limpitsouni via unDraw)


土井陽子さんが10年以上入居している建物には、広い共有廊下があり、ここからご近所同士の交流が生まれているそうです。共有廊下はどのように使われているのでしょうか?

共有廊下から考える『コモン』

みんなで育むコモンズの森

さまざまな草木の実生

(Photo by Kazuko Kojima)

東京西部の「裏高尾」と呼ばれるエリアの一角で、共有財産としての森をみんなで守り育てていこう、という活動が行われています。活動に参加している小島和子さんが、この取り組みに参加して感じていることは? 活動の写真とともにお伝えします。

みんなで育むコモンズの森

失われつつある?「ベンチ」というコモンズ

海辺のベンチ

(Photo by Miho Soga)

身近なコモンズの一つである、誰でも気軽に座れるベンチ。しかし今、ベンチのあり方が変わってきています。曽我美穂さんが、失われつつあるベンチの現状と、それに対する取り組みについて書きました。

失われつつある?「ベンチ」というコモンズ

フィンランドの「自然享受権」

人口約550万人が暮らす北欧のフィンランド共和国

(Photo by Tokiko Fujiwara)

フィンランドに住んで約10年になる藤原斗希子さんは、暮らしの中でまわりの自然を思う存分楽しんでいます。その背景にあるのが、「自然享受権」です。いったい、どんな権利なのでしょうか?

フィンランドの「自然享受権」

シェア会で考えた、古くて新しい概念「コモンズ」

川と森

(Photo by Miho Soga)

TSAでは、それぞれの持つノウハウや視点を共有して学ぶ「シェア会」という場があります。この場にシリーズ執筆者を含む5人が参加し、執筆を通して感じたこと、お互いのコラムの感想、「コモンズ」についての考えや意見を語りました。

シェア会で考えた、古くて新しい概念「コモンズ」

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