近年、中国では、ネットショップが急増中。
ネットショップでは、生活用品からペット、植物に至るまでさまざまな商品が売り買いされています。

ネットショッピングの流行は、多くの人へ就職機会の提供にもつながっています。会社を退職してネットショップを立ち上げる人だけでなく、登録手続きが簡単なので、副業でやっている人も多いようです。

ですが、この新しい職種はまだ不安定な要素が多いのも事実。
例えば、保険や残業手当が出ない、産休や有給はもちろん、店を寮として利用して、コンピュータのそばで寝泊まりさせ、問い合わせがくるとすぐ対応しないといけない店員もいるそうです。中国の労働法規に違反している会社も多く、国家による法的整備が必要とされていますが、高額な収益があるので、多くの人が自分でネットショップで起業するか、ネットショップ運営会社に就職することを選んでいるのが現状です。

多くの課題がありますが、経済が急速に発展している中国において、ネットショッピングは社会にイノベーションをもたらしており、発展途上国ならでは「楽しみ」といえるのかもしれません。

（季新＠中国・北京）