ENW Lab. ENWラボ
環境活動家養成コースで、資格を取得しました!
エコネットワークス(ENW)が運営するコミュニティ、TSAでは「サステナビリティファンド」という仕組みを設けています。TSAに参加するパートナーが自身や社会のサステナビリティにつながる活動をしたいときに、資金面から取り組みを応援する制度です。
田附 亮さんは、ファンドを活用し環境活動家養成コースを受講して資格を取得。「LGBTs環境活動家」という日本で初の肩書きで、活動をしています。
執筆:田附 亮
(一社)LGBT-JAPAN代表理事。生物学的には女性で生まれるが、自身の事を男性として認識しているトランスジェンダー男性。2006年にホルモン治療を開始し男性化し、2009年に乳腺乳房摘出手術、戸籍上の名前を亮子から亮に変更。2015年に「LGBT-JAPAN」を設立し、現在は代表理事として社会とLGBTsの架け橋となり、多方面で活動や講演を行っている。
環境活動家の武本 匡弘さんという方がいらっしゃいます。40年以上ダイバーとして海に潜り続けている方です。ダイバーとして海を見る中で環境問題の深刻さを体感し、現在は神奈川県藤沢市で「エコストアパパラギ」というプラスチックフリーの量り売りのお店を経営しながら、NPO法人気候危機対策ネットワークの代表として様々な場面で気候危機に向き合っています。武本さんも、自身の帆船でミクロネシア海域を訪れ、現地の方々に直接気候変動の被害を聞きに行っています。とてつもなくアクティブな方で、僕は勝手に「師匠」と呼んでいます(笑)。
そんな武本さんの活動の一つとして「環境活動家と名乗る人を一人でも多く増やす!」ということを目的に掲げている「環境活動家養成コース」があります。全部で5回の研修があり、参加者は座学だけではなく、帆船に乗って海洋調査や自然エネルギーの偉大さを知ったり、五感で学んだりしながら、環境活動家に必要なスキルを学ぶことができます。常々登録したいと思っていたのですが、費用と時間を捻出できず悶々としていました。そんな時「サステナビリティファンドの制度を活用できる」と気づき、思い切って受講させていただきました!

研修風景
この団体の環境活動家養成コースを修了すると、武本さんが実際に海中で見てきた気候変動の影響による海の変化の写真や、海外で得てきた情報などの貴重な資料を使わせていただきながら、自分で多くの方々へ現状を伝えることができるようになります。
自分もすべての研修を受講し、晴れて環境活動家の一人になれました!
研修では、武本さんが言っていた、まず知ること、ベストではなくベターを目指すことが大事だという考え方と、「想いがあれば誰でも環境活動家と名乗ってよい」という言葉に勇気づけられました。
僕も知識、経験はまだまだですが「LGBTs環境活動家」という日本で初の肩書きを名乗らせていただくことになりました。これからもっと学びを深めて「LGBTs×気候変動」をヒントに、多くの方々がコミュニティを超えて包括的に社会課題を考える、きっかけづくりをしていきたいと思います!

環境活動家養成コース受講後「LGBTs×気候変動」と題したワークショップを実施。
その際に、石けんとバスソルトを作りました。