オンライン会議ツール比較 Skype vs Google+

エコネットワークスでのオンライン会議、
これまではSkypeを基本利用していたのですが、
最近他のツールも利用して実験・比較を行っています。

・Skype
・Google+のハングアウト
・Facebookビデオ
・iChat

ENWでは、シンプルで使いやすいものを
その時々の目的に合わせて使い分けるようにしています。

固定メンバーで行う会議であればいいのですが、
プロジェクトには様々な立場や地域の方が参加するため、
ツールを1つに絞らず、かといって煩雑にならない範囲で
組み合わせて使うことが重要です。

Facebookビデオはグループビデオができず、
iChatはマックユーザーのみのため、
今回はSkypeとGoogle+のハングアウトを比較してみます。

Skypeはシンプルです。初級者向け。
機能も限定されていますが、
使う側の習熟度にあまり左右されず、
安定して使うことができます。

Google+はSNSに慣れた人向け。
できることの可能性が大きい分、
使いこなすためには慣れが必要。

友達との「遊び」の会話ではなく
仕事の「会議」として使うためには、
ツールの機能、会議内容、参加者など
様々な観点から最適なものを見極めていく必要があります。

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忙しいほど、速く走れる?


ランニング雑誌として有名な「ランナーズ」6月号に、2011年度のオールジャパン・マラソン・ランキングの結果速報が掲載されました。写真はその号の新聞広告です。

2011年4月から2012年3月までの日本陸連公認コースでのフルマラソン大会の完走記録を集計し、性別・年齢ごとにランキングする企画とのこと。よく見ると、とても不思議なことが。年齢が上がるにつれてだんだんタイムが早くなり、なんと48歳が最速となっています。

これってどういうこと? しばらく考えて、ふたつの仮説をたてました。 

ひとつめは、市民マラソンは「年齢とは関係なく、速く走れる。」練習での走破距離、レース経験など、身体能力以外の部分がもたらす影響が大きいのではと考えたのです。

そしてふたつめは、「忙しいほど、速く走れる。」 タイムが速くなり始める28歳から最速の48歳まで、会社に勤めていれば仕事にも慣れ、責任も増えてきて、一番忙しい時期かもしれません。そんな中、でも走りたい。いっぱい走りたい。そうしたら、「速く走って距離を踏む」しかないわけです。

私のまわりにも、そんな人がいっぱい。でも、さほどつらそうでもなく、むしろ走ることでストレスも解消し、新たなエネルギーを得ているようです。体調やお天気を見ながら、ライフサイクルの中でじょうずにランニングを取り入れ、リズムをつけています。

私は始めるのが少し遅かった感もありますが、諸先輩を見習って、少しずつ速くなっていきたいなと考えています。

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平日17:50にどこにいたいか

みなさんが、平日の1日の中で、
「プロフェッショナルとプライベートの切り替え」
で意識している時間帯はありますか?

私の場合、それは夕方17:50ごろです。

いま娘が6歳と1歳になるのですが、
家のマネジメントで一番大事な時間帯が二つあります。

一つは朝、7:15から9:15ごろ。

子どもを起こし、着替え、食事、洗面、お弁当づくり、ゴミ出し、そして幼稚園や学校への送りまで。

もう一つは夕方、17:50から19:50ごろ。

食事の支度をして、 食事、おふろ、寝支度、寝かせまで。

この2つの時間帯があるのですが、
父親の存在が特に大きいのは(朝ももちろんですが)夕方の方ではないでしょうか。

会社に出ていれば、この時間帯は早めに終わる場合でせいぜい帰宅途中か、あるいはさて夜に向けてもう一仕事、というところでしょう。

理想としては、ここで父親が一旦仕事を切り上げ、全面的に家庭のことに参加する。そして、また20:00ごろからひと仕事する。

もちろん夜の打ち合わせもあるので、毎日するわけではないのですが、
週に数回でもこれができると、(特に母親の)子育ての大変さはずいぶん違うのでと感じるに至りました。

以前米国の大手製薬会社の社長が、「18時に帰宅し、子どもたちとともに過ごし、そして20時ごろから自宅でもう一仕事する」と語っていました。

17:50頃に、小さい子どもがいる父親が、家庭で時間を過ごせる働き方。
そしてそれを受け止める社会。

そんな働き方、そして社会の一部を担いたいと思っています。

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個人が、組織が柔軟であること

思想家の吉本隆明さんが天命を全うされました。

新聞の追悼文で初めて知りましたが、
氏は著書「共同幻想論」のなかで
人間のもつ3つの「幻想」領域を語っているそうです。

自己幻想・・個人がもつ幻想
対幻想・・・家族が共有する幻想
共同幻想・・社会が共有する幻想

これらの異なる幻想を理解して、バランスをとっていくこと。

色々な解釈や示唆があると思いますが、
私には、「サステナブルな働き方」に重なる視点と思えました。

私たちエコネットワークスでは、

私たちの生活の中にある3つの側面

・「プロフェッショナル」働き、収入をえる側面
・「プライベート」家庭での時間を含む、一人の個人としての側面
・「ソーシャル」ボランティアやコミュニティでの活動など、公共・社会的な側面

をどれかを犠牲にするのではなく、バランスよく、相互に高め合う働き方をよしとしていますが、もちろん、その実践は日々の調整の連続です。

ENWレポート「エコネットワークスと考えるサステナブルな働き方」より

どこかに偏ってしまったり、バランスを崩しそうになることも度々です。
しかし、こうした視点を共有していることで、その度に冷静に調整できることも確かです。

例えば、プロフェッショナルとしての攻めるとき(忙しくなるとき)は、
ソーシャルを少し抑えて、プライベートをしっかりとる。

あるいは、ソーシャルで攻めるときには、今度はプロフェッショナルを少し抑えて、やはりプライベートはしっかりとる。

あるいは、プライベートで動きがある(家族の課題、変化など)があるときは、プロフェッショナルもプライベートも少し慎重になる、など。

もっとも、人生のなかで、どれも「がんばらないといけない」「あえて無理をする」時期がどうしてもあるものです。

それでも、その時期が「長過ぎ」または「多過ぎ」するど、人間を摩耗させてしまう。

個人は、このバランスを意識しつつ、柔軟に変化できること。
家庭、組織、社会全体はそれをまた柔軟に受けとめられること。

こういった柔軟性が、個人、組織、社会に活力をもたらすのではと考えています。

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働き方インタビュー:子育ても仕事も大切に第4回

第4回は英日翻訳者で数多くの訳書もあり、特に生物多様性や自然環境保全に関する分野でお仕事をお願いしています。弊社では翻訳のチェッカーでもあるDさんにインタビューしました。
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プロフィール:栃木県在住。保育園に通う4歳半と2歳のお二人のお子さんがあり、2002年よりエコネットワークスに登録。家庭菜園は2011年はお休み。今春からふたたび、じゃがいも、トマト、キュウリ、ナス、ピーマンなど、少量多品種を栽培予定。住んでいるところは夕立ちとカミナリが多く、夕方の水まきがいらないずぼら農法実践中。

<1日のタイムスケジュール>
基本は8:30~4:30が仕事。ただし、夜9:30に寝て、3:30起床、6時まで仕事する場合もある。合間を見て家事。煮込み料理をしたり、洗濯ものやお布団を外に出し入れしたりできるのがうれしい。子どもがいるときは仕事しない。

二口(以下F):今日はお時間をいただき、ありがとうございます。先日も下のお子さんが丈夫になって、ずいぶん楽になったとおっしゃっていましたね。

Dさん(以下D):はい、本当に。下の男の子は生後半年で保育園に入ったのですが、4月はならし保育、5~6月はほとんど行っていないという状態でした。身体が慣れるまで時間がかかりましたね。それからも、風邪を引けば必ず熱を出すという状態がつい最近までずっと続きました。

F:お子さんが小さくても、納めていただく翻訳は常にクオリティが高いので、いつも本当に驚いているのですが、どのように管理されているのですか?

D:万が一、子どもの体調が悪くなっても、徹夜で時間を捻出すればなんとか仕上げられるという範囲内で、お仕事を受けるようにしています。子どもたちのその時の体調や気質――私が仕事に注力しているのがわかるとやきもちを焼くので――にかなり制限されています。原文200ワードを1時間半、チェッカーの場合は30分で見積もって、実際にそれより足が出た分は早起きしてキャッチアップ、と言った感じですね。

F:なるほど。前にチラッとお聞きした、上のお嬢さんの育休中の過ごし方について、教えていただけますか。

D:育休を1年近く自主的にとったので、リビングに信頼のおける翻訳書の原書(英語)と訳本(日本語)を開いておいて、抱っこしながら、比較して読み上げたりしましたね。あと、英語の歌、マザーグースやクリスマスソングのCDをかけて歌ってあげながら、歌詞を覚えるようにしました。翻訳って文化的、宗教的なバックグラウンドを理解できていて初めて訳せるものもありますから。
それから、朝日新聞の天声人語やインタビューの「ひと」欄を声に出して読みました。子どもに聞かせることもできるし、読みながら、私はこのことばや言い回しを翻訳で使えてるかなと、考えましたね。育休中は翻訳調のことばから離れ、なるべく純粋な日本語だけに触れようようと心がけました。翻訳業界の中にいると、「これぐらいはしょうがないよね」という、翻訳のにおいがする部分が残ってしまうことがあります。そういう状況から抜け出るために、意識してやったトレーニングでした。

F:そのように心がけたきっかけは何だったんですか?

D:出産の前にナショナルジオグラフィックの通信講座を受講して優秀者になり、仕事で20本近くコラムの翻訳をさせていただいたんですね。その時に、仕上がってくる記事がものすごくいいんですよ。私たち翻訳者には原文から離れないでください、という指示なんですが、実際に記事になると、最初から日本語で書いてあったかのように読めるんです。翻訳者は編集までしてはいけないけれど、なるべく編集者さんの手をわずらわせない翻訳に仕上げるためには、と考えたんです。

F:効果はいかがでしたか?

D:産休明けにがらりと訳し方を変えましたね。類語辞典なども、ものすごく調べるようになりました。

F:育休中の努力、実を結んでいると思いますよ。訳を拝見していて、とても読みやすいと思います。これから産休に入られる方にメッセージをいただけますか?

D:「女性の品格」で有名な坂東眞理子さんの「坂東式ハッピーライフ両立力」に女性の人生を大きく3つの時期に分けていたんですね。
以下は前述の書籍よりの抜粋:
=====
ステージA:独身期 家族を気にすることなく、仕事に没頭するとき。自分へ惜しまず投資する。
ステージB:子育て期 ペナルティボックスに入るとき。仕事と家庭のバランスを一番うまくとる。
ステージC:再び仕事に全力投球。プライベートも充実し、人間的に磨きがかかる。
=====
そこにステージBは「仕事を辞めずに続けることで、その後の長い人生を充実させることができます。」とあったんですね。今は細くつなげればいいんだと、この本にずいぶん救われました。

F:そうですか。コーディネイターとしても、できないことはできない、だけどこれだけならできる、とはっきり言っていただいた方がいいですね。今はそういう時期なんだ、と私も考えていますから。引き受けていただいたお仕事のクオリティがすばらしければ、継続してお願いしていますし、今後仕事に配分できる時間が増えれば、がっつりお願いしたいと思いますよ。(笑)

今日は、出産を控えた方や、小さなお子さんをお持ちのワーキングペアレンツに、とてもいいメッセージをいただきました。本当にありがとうございました。

Photo by 癒しの空間

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働き方インタビュー:子育ても仕事も大切に第3回

「子育ても仕事も大切に」インタビューの第3回は英日翻訳者として数多くの訳書もあり、弊社では翻訳のチェッカーでもあるCさんにインタビューしました。
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プロフィール:埼玉県在住。高校2年、中学3年のお子さんがあり、2002年、エコネットワークスに登録。これまで環境、エネルギー、経済、生物多様性など幅広い分野で英日翻訳を担当。大型の案件ではチェッカーも務める。

<ある1日のタイムスケジュール(お子さんが小さかったとき)>
4:00 起床
4:00~7:00 仕事
7:00~9:00 朝食の支度、家事
9:00~12:00 仕事
休憩
13:00~15:00 仕事
15:00~22:00 子どもたちと遊ぶ、習いごとの送迎、家事、食事、お風呂etc.
22:00 就寝 子どもたちと一緒に寝る(6時間睡眠確保)

<一日のタイムスケジュール(現在、一日翻訳の日)>
5:00 起床
5:00~8:00 お弁当づくり、家事、送迎
8:00~12:00 仕事
休憩
13:00~18:00 仕事
18:00~19:30 夕食の準備、食事
19:30~21:00 仕事
21:00~23:00 塾へお迎えに お風呂
23:00 就寝

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二口(以下F):いつもエコネットワークスの翻訳事業をサポートくださり、ありがとうございます。私よりもずっと前からエコネットワークスからのお仕事をしていただいているのですが、そもそも環境分野の翻訳に携わったのはいつ頃ですか?

Cさん(以下C):2002年に環境英語ML、枝廣淳子さんの翻訳グループ「アップル」に参加させていただいてからですね。

F:そもそも環境に関心を持たれたきっかけは何だったのですか?

C:20代半ばにカナダに1年間住んでいた時のホストマザーが、真にエコな人だったんですよ。当時はリオサミット以前、私が日本を発ったときはまだバブルがはじける前で、日本には「エコ」という言葉もなかった時代ですが、カナダでは社会全体の環境に対する関心が高く、学校でも環境教育に力を入れていました。なかでもホストマザーは生活のあらゆる面で環境に配慮したスタイルを貫いていたんですね。その時の衝撃がずっと心に残っていました。

F:なるほど。それが原体験になったんですね。そちらのお話もお聞きしたいのですが、今回は子育てと仕事についてお聞かせいただけますか。

C:子どもが小さい頃は、彼らが家に帰ってきたら、お仕事終了、一緒に公園など外へ飛び出していきましたね。そして、帰って夕食、お風呂に入ると、10時には眠くなって、子どもたちと一緒に寝てしまうんですよ。なんとか勉強や仕事の時間を確保しようと、睡眠時間を6時間確保して朝4時に起きて、家族が起きだしてくるまでの間、集中して進めました。

F:枝廣淳子さんの「朝2時に起きれば何でもできる」の4時バージョンですね。

C:そうなんです。本屋であの本を見つけた時は「私より2時間も早起きしてる人がいる!」って思いましたね。

F:週末は全くお仕事されなかったのですか?

C:極力そのように心がけていましたが、どうしても最初はのんびりしがちで、締切りが近づくにつれて大変になってくるんです。そんな時は土日に夫に子どもたちと遊んでもらって仕事をしたこともありました。でも、子どもの学童野球の試合の応援は絶対行きました。いつナイスプレイするかわからないので。その時期しか見られないじゃないですか、子どもが成長する姿って。夜、徹夜しなければならないとわかっていても、行くんです。(笑)

F:わかります。私も長男が学童野球をやっていたので、「何で今日来なかったの、ヒット打ったのに」って、ママ友から教えられると、くやしくて。
こうしてお聞きしていると、ご家族との時間を優先し、その上でお仕事の責任を果たす。その時々で、一番大切なことを決める軸を自分の中に持っていらっしゃる。そんな感じですね。

お子さんが大きくなって、状況は変わりましたか?

C:そうですね、今は逆に通学に時間がかかる学校に通っているので、朝5時に起きてお弁当づくりです。夕方から夜までは子どもたちは塾なので、夜に仕事する時間ができましたね。

F:子育てもひと段落ついて、次のステージですね。エコネットワークスからもぜひこれまで以上にお仕事をお願いできたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。

Spring flowers P3280100

Photo By soekfoto

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ライフステージに合わせた働き方―家族の介護が必要になったら第3回

The first flower in January

Photo by Milica Sekulic

介護のあるワークライフバランス

介護についてブログを書こうと思う、と社内のメンバーに話したときに、「コツみたいなものを10個ぐらいにまとめてはどうか」とアドバイスをもらいました。3年半の介護生活の中でこうしてよかったとおもうことを、ワーク編、ライフ編、メンタル編にまとめてみました。

◆ワーク編

1. 仕事はつめこみすぎない。

病気の症状が安定しないときは特に、使える時間に対して70~80%の予定にしておきます。そして仕事の完成度100%を目指します。

2. 仕事に集中できるときは、他のことはしない。

時間があると思うと、あれこれ仕事以外のこともしたくなってしまうものですが、まず仕事を終わらせる!と決めて進め、時間が余ったら、その他のことに自由に使うようにしましょう。

3. いざというときに備えて、自分の担当している案件の情報をメンバーと共有しておく。

クライアントの担当者やプロジェクトメンバー等の連絡先、プロジェクトのスケジュール、各種書類などを前もって共有しておくと、いざという時にあわてずにすみます。

4. 締切や期日の一日前には完成しているように、予定を組む。

1と矛盾することかもしれませんが、余裕を持って進められるときに進めておくと、緊急時にもあわてずにすみます。不思議なこと、そして嫌なことに、病状の悪化など、締切間際に起こりがちなのです。日頃から時間管理にそのような癖をつけておくことをおすすめします。

 

◆ライフ編

5. 介護が必要な家族の病歴をメモしておく。

納得できる病院やデイケアセンター、医療専門家に出会えるまで、毎回同じことを説明しなければなりません。正しく簡潔に伝えるために、準備しておくと役に立ちます。

6. 一人で抱え込まない。家族や親せき、プロの方に相談し、さまざまな視点を持つ。

例えば、本人が落ち込んでいる、リハビリなどに意欲的でない、介護する自分がつらくなった時などは、できるだけ第三者に話を聞いてもらい、一緒に対策を考えてもらうようにしたいものです。つらい時はどうしても感情が前面に出てきてしまいますが、それをいったんわきに置いて、理性的に「いま」の最善策を探そうと気持ちを切り替えると、ずいぶん楽になります。

7. 市役所/区役所の担当課に相談し、受けられるサービスを確認し、利用する。

私の地元の金沢市では、歩行補助機や杖、簡易トイレなどの費用の一部負担や、通院などの際のタクシー料金補助など、市役所に行かなかったら知らなかったサービスがたくさんあり、ずいぶん助かりました。きちんと手続きをすれば利用できますので、まず調べてみてください。

 

◆メンタル編

8. 自分のためだけの時間/体験を持つ。

介護や家事などに追われていると、気がつかないうちに疲労がたまっています。友だちに会っておいしいものを食べる、美容院に行く、映画を見る、本を読む。いつもと違う人に会う、自分を変える、きれいにする、日常とかけ離れた情報に触れることをおすすめします。(世間体は気にしないことです。)それもできないときは、例えば自分のためだけに丁寧にお茶を入れるだけでも、心がすっとすることがありました。リフレッシュして、さあ、またがんばるぞ!と気持ちも切り替わるので、おすすめします。

9. 季節ごとの行事を大切に。

七草がゆ、春のお花見、お節句、お彼岸など、季節ごとの行事を生活にとりいれると、お世話する側もされる側も、今年もここまで元気でいられた、いてもらえた、とほっとするものです。特に、「ならでは」の食べ物は大事だったな、と思います。和菓子の大好きな母でしたので、その時々のうれしい顔を、いまでも懐かしく思い出します。

10. 一日一日を感謝して。

大事な方を介護されている真最中の方には過酷な言い方かもしれませんが、老いは誰にも避けられるものではなく、やがてお別れの時がきます。お世話しているときは、そんな風に考えられないし、考えないようにしようとするものですが、終わりがあることを悟ると、今日一日あれができた、こんな風に喜んでくれた、とうれしいことやよかったことを見つけて感謝できるようになります。思うようにいかない日もありますが、できたことを見つけて、感謝して過ごすようにすることで、穏やかな気持ちでいられます。

————–
このシリーズを書き始めたときは、ここでいったん終わりにしようと思っていたのですが、また時間をおいて思い出したり、考えたりしたことなどもお伝えできたらと思うので、「最終回」ではなく、第3回としました。ひょっとすると、バガボンドほどブランクが空くかもしれませんが、気長にお付き合いください♪


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働き方インタビュー:子育ても仕事も大切に第2回

「子育ても仕事も大切に」インタビューの第2回は日英翻訳者であり、企業のCSR/環境報告書の翻訳コーディネイターでもあるBさんにインタビューしました。
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プロフィール:石川県在住。小学校3年生(8歳)と幼稚園に通う5歳のお二人のお子さんがあり、2008年よりエコネットワークスに登録。

<ある1日のタイムスケジュール>
8:00 息子を小学校へ送り出し
8:30 娘を保育所バスに乗せる
朝食の後片付け・洗濯・掃除
9:00 仕事開始
10:15 洗濯干しと休憩
10:30 仕事
11:30 家庭菜園で収穫、昼食(夕食)の準備
12:00 夫(自営業)と昼食
12:30 仕事
15:00 息子の帰宅
一緒におやつ
15:30 仕事
16:30 保育所お迎え
17:00 息子の習い事(サッカー)
18:00 帰宅・夕食
19:00 仕事(主にメールチェック)
※子どもたちはテレビタイム
20:00 お風呂
21:00 絵本読み聞かせ、子どもたちを寝つかせる
22:00 仕事
0:00 就寝
———————-

二口(以下F):いつもエコネットワークスの翻訳事業をサポートくださり、ありがとうございます。早速ですが、現在の子育てやお仕事の状況を教えていただけますか?

Bさん(以下B):娘を保育園に送り出す9時から、お迎えまでの4時半が仕事の時間ですね。その日のタスクのボリュームを決めて、とりかかります。初めての作業は時間の読みが甘くて、終わらないこともあって夜の時間でキャッチアップしたりもします。子育てをひと通り終えたマネージャーがいるので、いろいろ相談もしやすいですし、困った時もサポート体制があるので助かります。

F:私もワーキングママをサポートするにはどうするのがいいかを模索していますので、そう言っていただけるとうれしいです(笑)。タイムテーブルを拝見すると、仕事の合間に家事や農作業、ご家族との時間も上手に取り入れて、メリハリがある時間の使い方だなと感じました。

B:エコネットワークスは持続可能性や環境を大切にすることに価値を置いている会社なので、例えば仕事の合間に大根を抜きに行ったり、草取りをしたり、ということにも理解がありますね。

F:翻訳や翻訳チェックは集中して脳を使う作業なので、そこからいったん離れて身体を動かして土に触れるのは、仕事にもいい影響があると思いますよ。 おうちでお仕事をするお子さんの反応はいかがですか? 最近、夜に作業していただくこともあって心配しているのですが。

B:実は先日、子どもたちが私に賞状をくれたんです。下の娘はシンプルに「おしごと、がんばれー」と書いてシールがいっぱい貼ってあって(笑)、長男は「あなたは家事だけでも大変なのに、仕事をがんばっているので、表彰します。」って書いてあって。

F:うわー、うれしいですねー。ちゃんと背中を見ているんですね。

B:はい、とってもうれしかったです。子どもが親の働いている姿を見ているのは、いいと思います。

F:在宅でのワークスタイルを模索している方にアドバイスをいただけますか。

B:そうですね、時間の自由度は在宅の魅力なので、やりたい仕事と家事や子育てとのバランスをうまくとっていけるといいですね 。自分は両親が共働きの家に育ち、カギっ子で授業参観に来てもらえなくても当然と思っていました。ただ、自分が親になったいま、時間をやりくりして授業参観にも行けます。学校から帰宅したら「おかえり」と言ってあげられます。小さなことですが、子どもに喜んでもらえると、とてもうれしいです。

F:今日お話しいただいたことは、女性だけでなく男性にとっても参考になり、元気をもらえるお話だったと思います。お時間をいただき、ありがとうございました。
Buds of Almond

Photo by halfrain

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働き方インタビュー:子育ても仕事も大切に第1回

子育て真っ最中の翻訳者さんたちは、どんな風に時間をやりくりしているんだろう、そんな素朴な疑問をお持ちの方もあると思います。

エコネットワークスの登録翻訳者の方にもクオリティの高い翻訳を仕上げつつ、子育ても大事にしている方がありますので、ご紹介したいと考えました。不定期になりますが、こちらのページにアップしていきますね。 第1回は日英翻訳者のAさんにインタビューしました。

———————-
プロフィール:カナダ在住。幼稚園に通う5歳のお子さんがあり、現在妊娠9カ月。2007年よりエコネットワークスに登録。

<ある1日のタイムスケジュール:幼稚園がお休みの日>
7:30 起床~メールチェック&返信など
8:00~ 翻訳
9:00 朝食
その後は娘のバイオリン&ピアノの練習に付き合ったり、家事、夕飯の買出し、娘の遊び相手など。
18:00 夕飯
18:30~ 娘のお風呂、歯磨き、絵本を読む等、寝かしつけ準備
20:00~ 翻訳
22:00~ シャワー
22:30~ ピアノ練習
23:30 就寝
———————-

二口(以下F):今日はお時間をいただきありがとうございます。早速ですが、現在の子育ての状況を教えていただけますか?

Aさん(以下A):私が住んでいる地域では、就学前の子育ては母親に任せるという文化としくみになっています。娘は幼稚園(2年間)~中学卒業までストレートのスクールです。今は週に2、3日幼稚園に通っていますが、月によって、偶数日、奇数日だったり、また不定期にお休みもあるので、このスクールに子どもが通っているお母さんは、フルタイムでは働きに出ていない方が多いですね。

F:そうすると、翻訳に充てられる時間は限られてきますね。

A:はい、お引き受けできるボリュームは、一週間に3,500字が最大かなと。納期にゆとりのあるお仕事が多いので、助かっています。

F:そうですね、コーディネイトするときに、その点は気をつけてお願いしているかもしれませんね。でも、弊社にとってもうれしいことがあるんですよ。例えば週末に飛び込みで入ってきたお仕事でも、北米とは半日の時差(13時間。ウィンタータイムの11月~3月は14時間)があるので、コーディネイターとしては一日稼げるんです。それに、日本の祝日はそちらでは平日ということも多く、またまた日数が稼げる。助かっています。

A:反対に、感謝祭やクリスマスなどの予定を予め確認くださるので助かっています。

F:一日のスケジュールを拝見すると、お子さんの時間管理、というか生活のリズムをきちんと刻むことを大切にされていますね。健康管理でも、大事なことだなと共感しました。

A:そうかも知れません。あとは、前にいただいたアドバイス「家事は、子どもがいる時にやる」も実践しているんですよ。洗濯物をたたむこと1つにしても、娘が家にいる時に、話しながらやったり、買い出しもスクールがない時に、娘と一緒に行くようにしています。彼女がスクールの間は、家事はなるべくしないで、仕事に集中できるようにしています。仕事の時間を確保することによって、夜、趣味のピアノを弾く時間もでき、良い気分転換になっています。

F:そうですか、お役に立てたようでうれしいです。2番目のお子さんのご出産は3月の予定でしたね。娘さんは9月から小学校へ。二人になると、また別の大変さがありますが、可能な範囲で、お仕事をお願いできればと思っています。

A:はい、2月からはお休みをいただきたいと考えていますが、リズムができたら、またぜひお受けしたいと考えています。

F:定期的に連絡を取りながら、お仕事と子育ての一番いいバランスを一緒に見つけていきましょう。今日はありがとうございました。

 
Jinchouge (Winter Daphne)
Photo by halfrain

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ライフステージに合わせた働き方―家族の介護が必要になったら第2回

Spring flower P3280079

Photo by soekphoto

協力者・理解者を得る―ひとりで抱え込まない

第2回、ずいぶんとアップまで時間がかかり、お待ちくださっていた方、申し訳ありません。

さて、前回「次回は家族の協力と、母の仕事への理解について、書きます。」としめくくりました。とかく介護は女性の負担が大きくなりがちです。家事と子どもの世話と、そして仕事と介護。爆発しないほうが不思議じゃないかなと思います。

私が一番つらかったのは、母の病気が始まってから4年めの秋~冬でした。在宅での仕事はエコネットワークスでの翻訳や翻訳コーディネイターとして、大変ながらもやりがいが出てきた頃、母はベッドから起き上がることもできなくなり、すべての動作に介助が必要でした。仕事は母がデイケアセンターに行っている間、家にいるときは午前午後に数時間、後は母が寝てから、集中して進めました。

母は口数の少ない人でしたが、「芳彗子さんは2階で何をしているんだろう?」と思っていたようで、トイレ介助などが終わって「じゃあ、仕事に戻るわ」と言うと、寂しそうな顔をすることが多かったのです。勤めに出たことのない母には会社組織で働くことがまったくわからない世界、まして在宅で翻訳するのは、想像がつかない様子でした。

そこでお昼の時などに、簡単に仕事の説明をしたり、実際に印刷が上がってきた文書なども見せるようにしました。すると、用事はまとめてくれるようになり、「じゃあ、仕事に戻っていい?」と聞いたときも、「ありがとう。ご苦労さん」と返事が返ってくるように。クライアントからうれしいフィードバックをいただいたときなど、「よかったね、がんばったからやね」と喜んでくれるようになりました。

そんなときに今度は夫が単身赴任となりました。夫は仕事の現場が大変だから単身赴任したわけで、たまに帰ってきてもひたすら寝ていたりと、ゆっくり話しをしたり愚痴の一つも聞いてもらえません。ちょうど長男と長女がそれぞれ高校と中学受験を控えている時期で、流行のインフルエンザ等に子どもたちが罹患しないように、と気持の休まる時がなかったように思います。

そんな頃、診察に付き添って行った病院で、診察後母がリハビリをしているときに、担当のケアマネージャーさんが「少しお話ししましょうか」と二人きりで時間を取ってくれました。母の最近の家での様子や家庭の事情や仕事のことなどを話しているうちに、私もかなり思いつめていたのでしょう、思わず泣き出してしまいました。その様子を見て、ケアマネージャーさんは「二口さん、お子さんの受験が終わるまで、お母さんに病院に入ってもらいましょう。」と、静かに言いました。

私はそんなことがお願いできるのか、と思いましたが、てきぱきとベッドの空きの確認、母への説明などをしてくれて、子どもたちの試験が終わるまで3週間ほど療養棟に入院できる準備が整いました。母もケアマネージャーさんから言われたことで、納得してくれましたし、夫もその状況を知って、以前より私の話をきちんと聞いてくれ、母が戻って来てからは、介助も手伝ってくれるようになりました。

子育ては、子どもが昨日できなかったことが今日できるようになる感動があり、どんなに大変でも、時にとても励まされる思いがします。それに対して、介護はだんだんとできなくなることが増えていくせいか、振り返ったり、客観的に状況を判断する余裕がなくなって行くように思います。

困ったことがある場合、家族で話し合って決めて行くのが良いと思いますが、私の場合はプロのケアマネージャーさんに全体のバランスを見て判断とアドバイスをしてもらえたことで、長い介護生活で小休止の時間をもらい、夫の母や私への対し方も変わりました。

自分ががんばれば、と一人で抱え込まずに、普段から家族や周りの人、専門家に相談して、本人も含めてみんなで考えられるのが良い、と感じた経験でした。


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