「台湾の遠洋漁業での人権侵害に関する報告書」日本語訳

クライアント:グリーンピース・ジャパンさま


Misery at Sea 海上の悲劇 台湾の遠洋漁船での人権侵害
©国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

背景

台湾の遠洋漁業が人権侵害に関与 

2018年5月、国際環境NGOグリーンピース・東アジアが発表した新レポート『Misery at Sea(海上の悲劇)』により、大手水産商社 Fong Chun Formosa Fishery Company(FCF)を含む、台湾の遠洋漁業が人権侵害に関与していることが明らかとなりました。これは、台湾水産業者のグローバルなサプライチェーンに深刻な影響を及ぼす事態であり、台湾政府が人身売買や強制労働の取り締まりを怠っている現状も明示しています。

エコネットワークスはグリーンピースさまの監修のもと、英語から日本語への翻訳をご支援しました。

アプローチ

事実関係の確認、参考資料との確認を念入りに。
原語もリサーチしながら、表記方法を確認

人身売買や殺人、漁業労働者の方の死亡に関する調査についての報告書と言うこともあり、事実関係の確認を特に念入りに行い、参考資料に記載されている内容からも解釈を確認しました。
英文レポートのため、人名や船舶名などが原語でどのように表記されているのかも確認しながら、日本語としての表記を検討し、カタカナ表記のあとに英語・原語でも記載するようご提案しました。

成果

海の上での人権問題の改善を目指して

非常に詳細に調べてあり、これまでにお願いしたどの翻訳会社よりも精度が高く、大変助かった、と監修者の方から評価いただきました。

違法・無報告・無規制に行われる漁業(IUU漁業)や人権侵害、強制労働が日常茶飯事となっている遠洋漁業の状況をグローバル・フィッシング・ウォッチによる漁船の漁業活動のデータも用いながら分析・調査し、刑務所に赴いて懲役18年の有罪判決を受けた若いインドネシア人6人の乗組員から聞き取り調査を行うなど、調査員の方の尽力により、現在の悲惨な労働状況が改善することを切に願います。

関連情報:
グリーンピース新調査:台湾の大手水産商社、人権侵害に関与 グローバルなサプライチェーンに深刻な影響(2018.5.25)http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2018/pr20180525/ 
英語版はこちら:Misery at Sea - Human suffering in Taiwan's distant water fishing fleet

関連の報告書
日本語レポート「変化の波-タイの遠洋漁業における人権侵害と違法漁業」2017年5月)
英語版レポート「Turn the Tide - Human Rights Abuses and Illegal Fishing in Thailand’s Overseas Fishing Industry」(2016年12月)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加