サーキュラーエコノミー(CE)勉強会

2018 / 10 / 30 | 執筆者:EcoNetworks

背景

欧州を中心にサーキュラーエコノミーを打ち出す企業や団体の輪が広がっています。サーキュラーエコノミー(循環経済)と循環型社会、似たような言葉ですが、違いは何でしょうか。そして、わたしたちはどう対応するべきなのでしょうか。

欧州で実際にサーキュラエコノミーのプロジェクトに携わるドイツとオランダのパートナーを迎え、現地の様子を聞きながら、共に学びを深める少人数の勉強会の場を企画しました。当日は企業から有志の方々と、オンラインでフィンランドや国内在住のENWのパートナーも参加しました。

アプローチ

まずはサーキュラーエコノミーとは何か?という基本的な考え方を学んだ後、実際の製品・サービスの具体例を見ていきます。

続いてオランダ在住のパートナーからは、2050年までに100%サーキュラーエコノミーを目指す同国の政策について、概要を報告いただきました。質疑応答タイムでは、消費者の受け止め方や、ライフスタイルの違いなど、サーキュラーエコノミーが受け入れられる社会背景を理解することができました。

ドイツ在住パートナーからは、実際にサーキュラーエコノミー型製品を企画開発する上で、企業や研究機関はどんな取り組みを始めているのか、その手助けとなるワークショップが紹介されました。また、循環産業の大事な役割を担う中古市場の企業がサーキュラーエコノミーブランドとして生まれ変わった成功事例が紹介されました。

当日は、サーキュラーエコノミー型製品の企画開発を実際に体験できるワークショップも用意しましたが、この日は時間が足らず、残念ながらここで終了となりました。

成果

2000年にリサイクルを目的として日本で産声を上げた循環型社会と、2015年にEUの戦略として生まれたサーキュラーエコノミー。同年に策定されたSDGsやパリ協定と同調しながら、今後国際社会が追求する共通テーマになっていくと思われます。

完全な資源の循環を追求しつつ、新たな産業の創造へと向かう考え方は、気候変動や資源リスク、海洋プラスチック問題といったグローバルな問題に立ち向かう上で十分合理的です。循環型社会として早くから3Rに取り組んできた日本は、自身の強みを特定し活かしつつ、サーキュラーエコノミーの考え方を身に着けることで、世界でのビジネスチャンスを広げる可能性を得るのではないでしょうか。

参加者の方からは、「現場の生活者の声を聞くことができ、いつもとは違った視点の勉強会で大変参考になった」、「欧州との違いが良く分かった」、といったご意見をいただきました。

今後、ツールを使った製品やサービスにCEのコンセプトを導入するワークショップにも取り組んでいく予定です。ご興味のある方はお問合せください。

参考『サーキュラーエコノミー導入~循環型バリューチェーンへ~』

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