IBA: Important Bird Area=「重要野鳥生息地」

The birds
Image by midwich

IBAとは、Birdlife International による重要野鳥生息地プログラム、あるいはこのプログラムで保護すべき地区に指定されている生息地を指します。

佐渡や能登のトキ、豊岡のコウノトリなど、野鳥保護の活動は日本でも広がっていますが、このプログラムでIBAに指定された地区では、地元による保全活動が行われ、自然資源の持続可能な利用を促し、住民に生物多様性の大切さを教えています。

IBAについて(財)日本野鳥の会のウェブサイトに、大変詳しい説明があります。
IBAとは?
http://www.wbsj.org/nature/hogo/others/iba/about/index.html

基本キーワード:絶滅危惧種 endangered species

 

 

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by-catch=「混獲」

sea turtle
Photo by wbaiv

希少動植物の保護の重要性が高まる中、海外でも多くのNGOがさまざまな活動を展開しています。今日のことば「by-catch」は、バングラデシュで活動するMarine Life Allianceについて書かれている文章で見つけました。

by-catch(混獲=bycatch)は、 漁や釣りなどで、獲ろうとしている魚類以外で網や針にかかるものを指します。例えばイルカやクジラ、ウミガメなどが、漁師の網にかかって溺れてしまいます。

このNGOは、生計を立てるための漁で希少動物種が損なわれないよう、バングラディシュの住民への啓発活動を行い、Turtle Excluder Devices (TED): 混獲防止装置を網に付けることを漁師に指導しているとのことです。

TEDってどんな装置なのかな、と調べたらナショナルジェオグラフィックにありました!
ウミガメの危機:混獲防止装置 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010040713&expand#title

間違って網に入ってしまったウミガメなどを出口に誘導するようになっているんですね。地元の漁師さんたちの理解が得られ、またTEDをとりつけることが法律化されたり、国や自治体の支援対象となればもっと広がりそうです。

基本キーワード:希少動植物: rare animals and plants

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land rush, land grabbing=「海外農地投資、土地収奪」

先日メールでいただいたシンポジウムのご案内に海外農地投資(ランドラッシュ)の言葉を見つけました。

もともとは、1889年に米国政府が入植を解禁したオクラホマに多くの人が未開の地を求めて殺到した現象を指すそうですが、現在は2007~08年の世界食料価格危機が発端となって、欧州や中国、韓国、インドなどが国を上げてアフリカや南米、旧ソ連圏の未開発の農地を大がかりに買収している現象として大きくクローズアップされています。ランドグラビング(Land grabbing:土地収奪)とも呼ばれ、海外ではこちらの用語でのヒットの方が多いようです。

ご案内によれば、このランドラッシュの2割程度は、バイオ燃料作物を対象としているとのこと。エネルギー源の多様化が重要課題となっている現在、持続可能な農林業の発展に向けて、しっかりと国際議論が必要です。

(財)地球・人間環境フォーラムのウェブページにもいただいたメールと同じお知らせがありました。すでにシンポジウムは終了していますが、今後報告などがアップされるかもしれませんので、メモしておきます。

http://www.gef.or.jp/activity/economy/stn/biomass_landrush2012.html

 

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おすすめの勉強法-説明書を英語で書いてみる

英語で伝えるスキルを伸ばす、あるいはブラッシュアップするのにお勧めしたいのが、英語で説明書を書いてみることです。

まずは、わかりやすい英語の説明を見てみましょう。手ぬぐいを折り紙のようにたたんで、鍋つかみを作っています。たたむ、半分に折る、といった動詞の他、「~になるように」の表現が参考になりますね。

それから、フェルトを使ったコサージュの作り方です。画像下のリンクからご覧ください。縦に折る、端ギリギリまで切り込みを入れる。さて、どのように言っているでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

Make Spirits Bright With a Handmade Felt-Flower Brooch (DIY Tutorial)

次に、何を説明するか、決めましょう。トンカツの作り方? ワイシャツの上手なアイロンがけ? それとも書棚の作り方? 自分が得意なことをネイティブに説明するつもりで英文で書いてみましょう。実際にネイティブに読んでやってもらい、わかりやすかったか、分かりにくかったのはどこかをフィードバックしてもらうと、さらにいいですね。

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biodiverse = 「生物多様性豊かな」

2011年12月18日に、地元の金沢で開催された「国連生物多様性の10年 国際キックオフイベント」の記念フォーラムに参加しました。

http://isp.unu.edu/events/2011/global-launching-of-the-united-nations-decade-on-biodiversity.html

アフメド・ジョグラフ生物多様性条約(CBD)事務局長や、パルヴィス・クーハフカン世界農業遺産(GIAHS)イニシアティブコーディネイター兼国連食糧農業機関(FAO)天然資源管理・環境局 土地・水資源部長など、久しぶりに生の英語のスピーチを聴く機会となりました。

「トキと共生する佐渡の里山」と「能登の里山里海」が2011年6月に世界農業遺産(GIAHS)に認定されましたが、トキの野生復帰に関して、能登と佐渡は昔から深いつながりがあり、この二つの地域が同時に認定されたのは、非常に興味深いものがあります。

クーハフカン氏は、生物多様性の保全を力強く進めるためには、地域から緊急かつ具体的に行動すべきだ、と力説していました。そういう観点から、地方都市・金沢での開催となったようです。

さて、クーハフカン氏のスピーチの中で biodiverse ということばを何度も使っていました。これは、bio- + diverse 、辞書にもまだ載っていない新語です。英日辞書にもまだ掲載されておらず、 Wikishonary 英語版に、Biotically diverse; having a high degree of biodiversityとあります。

2010年5月環境省が発表した「生物多様性地域戦略策定の手引き」に、「生物多様性豊かな」ということばが使われていますが、氏のスピーチの内容から「生物多様性豊かな」という訳語がぴったりくるなぁと、感じました。

英訳の際はこれまではbiologically diverseとしてきましたが、これからは、biodiverse を使っていこう、と思います。

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助動詞―推量・可能性の度合いを表現する

ネイティブが作成したあるいは翻訳した英文を読んでいると、なるほどなぁと感心することに、助動詞の使い分けがあります。例えば気候変動について、研究者が今後の予測を述べる場合、企業のトップが自社の中長期計画についてCSR報告書などで述べる場合、英文でさまざまな助動詞を使い分けています。

大きく分けて、will, may, can とそれより可能性の低いことを表す、それぞれの助動詞の過去形would, might, couldとなりますが、日本語にした場合どうなるかを考えると、より理解が深まると思います。

弊社が担当した国連の報告書では、以下のような規定となっていました。

will ~        ~である、なる (語尾は現在形で、時間を指定することで未来を表示する)

may ~    ~だろう (推量・可能性)

can be ~    ~可能性がある

could ~    ~可能性があるだろう

would ~    ~だろう (推量・可能性)

might ~    ~かもしれない

その他の表現として、be expected to ~(~と推測される、と見込まれる、と期待される)/be estimated to ~(~と推定される)/be projected to ~(~と予測される)なども、使われています。

一般の文法書では、willは「~だろう(推量)」「~する予定である/するつもりだ(意志未来)」と説明していますが、言い切りのスタイルにして時間を指定する、というのが、報告書での特長と言えます。

翻訳する際に、上の使い分けをぜひ参考にしてみてください。

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短信:翻訳講座の講師を務めます

いつも、このブログを読んでくださり、ありがとうございます。二口です。

翻訳の専門校フェロー・アカデミーで短期集中講座「環境・エネルギー翻訳」の講師を務めます。詳細はこちらをご覧ください。

http://www.fellow-academy.com/fellow/pages/school/short/index.jsp

 

 

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confidenceにはまりました

need a little pick-me-up?
By hojusaram

翻訳を仕事としていると、同じ日に全く別の翻訳で、同じあるいは関連性のある用語に出くわすことがあります。私は「これについて学べ」と言われているようで、いつもひとしきり調べものをします。今日は、confidenceという単語を含む二つの経済用語、consumer confidenceとbusiness confidenceでした。

consumer confidenceは、 一般的に「消費意欲」と訳されますが、ロングマン英英辞典で調べると、「the level of people’s satisfaction with the economic situation, which is shown by how much money they spend」=消費する金額によって示される、景気にどれほど満足しているかの度合い、とあります。米国には米民間調査機関のカンファレンス・ボードが発表するConsumer Confidence Index (CCI)があります。
http://www.conference-board.org/data/consumerdata.cfm

これに対し、business confidence は「企業マインド」「景況感」と訳されますが、どの英英辞典でもヒットしないので、比較的新しいことばのようです。business sentiment, corporate mindsetとも言いかえられますね。consumer confidenceの定義から推測すると、企業の投資意欲を表しているようです。

confidenceをOxford英英辞典で調べると、belief in others, belief in yourself, feeling certain, trust, secretとあります。それぞれ信任、信頼、信用/自信/確信/信用、信頼/秘密と訳せます。

いろいろ調べるなかで、consumer confidence, business confidenceにぴったりのconfidenceの意味を(独)情報通信研究機構が提供する日本語WordNetに見つけました。

事態が順調にいくだろうという、確固とした見込みがある状態
= a state of confident hopefulness that events will be favorable

confidenceとみると、反射的に「信頼、信用、自信、確信」の中から選んできましたが、こうして調べていくことで、このことばの厚みや深みに触れた思いがします。

環境に関する翻訳を弊社の専門としているのですが、最近は環境に与える影響を「見える化」することが大切という流れがあり、経済用語も強くならないと、と思うこのごろです。

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Uncertainty―不確実性を訳す

Exclamation mark or question mark?

By entirelysubjective

「翻訳についての記事がすぐに役に立ってありがたいです。」とエールをいただいて、ずいぶん更新できていなかったことを反省しました。申し訳ありません!

さて今日は、2005年7月とちょっと古めですが、不確実性(Uncertainty)についてきちんと定義されているIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の資料をご紹介します。

Guidance Notes for Lead Authors of the IPCC Fourth Assessment Report on Addressing Uncertainties 不確実性の扱いに関するIPCC第4次評価報告書執筆者向けガイダンス

http://www.ipcc.ch/pdf/supporting-material/uncertainty-guidance-note.pdf

冒頭に「執筆者が一貫性を持って不確実性を取り扱うために策定された」とありますね。気候変動やその影響についての評価を述べる報告書なので、さまざまな仮説があるなかで、どれぐらいの確率でそれが起こるのか、を正確に伝えることが大切だからですね。

翻訳者としておもしろいなぁ、参考になるなぁと思うのは、Table. 4のlikelyhood(可能性)についての表です。

likelihoodは、「はっきり定義できる事象が起こった、あるいは将来起こることについての確率的評価」と定義され、パーセンテージで表現されています。この報告書の日本語版では、以下の通り翻訳されています。

英語             日本語          発生する可能性

virtually certain:     ほぼ確実         99%を超える確率

very likely :       可能性が非常に高い   90%を超える確率

likely :          可能性が高い       66%を超える確率

about as likely as not:どちらも同程度            33-66%の確率

unlikely :        可能性が低い        33%未満の確率

very unlikely:              可能性が非常に低い   10%未満の確率

exceptionally unlikely: ほぼあり得ない         1%未満の確率

数字があると、より具体的に可能性をイメージできますね。

いろいろと話題の多かった第4次報告書でしたが、第5次評価報告書は2013~2014年の公表を予定し、進められています。日本語版は2015年当たりでしょうか。ちょっと先になりますが、楽しみです!
http://www.ipcc.ch/

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確認しながら進める―英文メールでの表現

email.jpg
Photo by RambergMediaImages

6月から新規に海外のクライアントさまから英→日の翻訳のご依頼をいただき、
英語でメールをやり取りすることがぐんと増えました。

スムーズに進んでいるときは、OKやThank youの返事でよいのですが、
少しでも疑問に思ったら、確認することが大切と感じています。

確認する方法として、

My understanding is that you would like to change the deadline for the second batch.
(第2弾の原稿の締め切りを延ばしたい、ということですね)

と、こう考えているのでは、という内容を、that以下に書きます。

また、お互いの理解に違いがあると思った場合は、
Thank you for your email.
I’m sorry, but I’m afraid I don’t understand what you mean.

(申し訳ありませんが、おっしゃることを理解していないと思います。)

と、まず自分が理解できていない、という現状を伝え、
そのあと、具体的に質問します。

何かについて確認したいときは、
Let me confirm the process/schedule.
(プロセス/スケジュールを確認させてください。)

というフレーズも使えますね。
みなさんは、どんなフレーズを使っていますか?
おすすめがありましたら、ぜひお知らせください。
手持ちのカードは、増やしておきたいですね。

余談ですが、海外の方とスケジュールについて話すときは、
時差に気をつける必要がありますので、
私は、例えば

I’ll submit the translation by September 30 JST.

と日本時間(Japanese Standard Time)と明記します。

時差の計算は面倒ですが、最近はこんな便利なサイトもあって助かっています。
ナガセ 世界時計
http://www.time.ne.jp/

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