There is no Planet B~大人たちよ、行動を

2019 / 3 / 15 | 執筆者:Yukiko Mizuno

2018年の夏に、スウェーデンで15歳のグレタ・トゥーンベリさんが、気候変動対策を求める運動を始めました。「SKOLSTREJK FÖR KLIMATET(気候のためのスクールストライキ)」と書いたプラカードを持って、学校に行かずに国会議事堂前で座り込みを行うのです。グレタさんのスクールストライキはSNSを通じて広く知られるようになりました。

金曜日に行うことから「Fridays For Future(未来のための金曜日)」と称されるようになったこの運動は若者の共感を呼び、欧州各国へ、そして日本を含む世界各国へと広がりを見せています。今年3月15日には世界で一斉に行動が行われ、メディアにも大きく取り上げられました。CNNによればこの日に計画されたストライキは、世界106カ国で1,693に上ります。

この運動に参加する若者が掲げるプラカードに、There’s no Planet Bという言葉が見られます。plan Bは「代替案」という意味で一般的に用いられる表現ですが、planをPlanetに置き換えて、「地球に替わる惑星はない、地球はかけがえのない星だ」と端的に訴えています。

以下は、グレタさんが2018年11月にガーディアン紙に寄稿した記事の一部です。

If I live to be 100, I will be alive in 2103. Adults often don’t think beyond the year 2050. But by then, I will, in the best case, not have lived half of my life.
“もし私が100歳まで生きるとしたら、2103年にはまだ生きています。大人はたいてい、2050年より先のことを考えません。でももし私が長生きできたとしたら、2050年にはまだ人生の半分にも達していません。”(仮訳)

気候変動の議論で重要な節目として登場する2050年という年の持つ意味は、若者と大人では大きく違います。

選挙権がなく政治に直接参加できないけれども、今、下される判断に大きな影響を受ける若い世代。彼ら、彼女らが発するメッセージに、各国の政治家が耳を傾けることを期待するとともに、「大人」の世代の一員として、すべきことをしていきたいと改めて思いました。

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