Rephrasing:「一言でいうと…」を増やす

2018 / 4 / 17 | 執筆者:Masako Maeda


英文は和文よりどうしても長くなりがちです。過去のブログ(英語版レポート制作:文字溢れはなぜ起きる?)でもいくつか理由を紹介しました。

日本語の一語一語を英語に置き換えるのではなく、日本語が表すものを一言で表現する英語を使えれば、明瞭簡潔な訳文になります。

最近、英訳をチェックしていて、なるほど!と思った例をご紹介します。

例1:
原文)私たちはCO2をたくさん排出する生活を改める必要があります。
英文1)We must rethink how we live our lives that emit a large amount of CO2.
英文2)We must rethink how we live our carbon-intensive lives.

英文1は直訳のパターン。これでも問題ありませんが、英文2はよりスマート。carbon intensive は既におなじみの言葉かもしれませんが、ぐっと簡潔になります。

carbon-intensive (adj.)
Describing any process that has a high carbon footprint in relation to its economic importance (Wiktionaryより)

例2:
原文)オープン2シータースポーツカー
英文1)an open two-seat sports car
英文2)a roadster

同じく、英文1は直訳のパターン、英文2はより簡潔な表現です。Wikipediaを見ると次のように定義しています。

“A roadster … is an open two-seat car with emphasis on sporting appearance or character”

roadster の一語から読者が想像するのは、まさしく「オープン2シータースポーツカー」。
英文1のように最初は説明的にそのまま訳し、後にも繰り返し登場する場合は英文2のように言葉を変えて表現してもよいかもしれません。

言葉の引き出しを増やして、原文が指すものをズバリと表す分かりやすい翻訳ができたら、AIも怖くない!?また、これはという表現を見つけたらご紹介します。

Image by Tom Hiltz

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