金沢でもSDGs

2018 / 4 / 8 | 執筆者:二口 芳彗子 Kazuko Futakuchi

ワンコインで映画を観て、SDGsについて考えよう、話そう。

地元の金沢でのイベント「映画から始めるSDGs」が始まりました。
金沢青年会議所が主催し、毎月社会課題をテーマにした上映会とそれぞれの分野の専門家を招いてのトークセションやワークショップが開催されます。

初回の3月25日は、ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~

印象的だったのは、クリスさんとサンディさんの子どもたち2人の卒業式の日のシーン。
5年以上続く裁判もいよいよ判決を待つ段階で、子どもたちも人生の節目を迎える。
卒業式のローブに着替えながら撮影スタッフに、
裁判が二人にとっていい出発になるといいと思うよ、と
母親たちへのエールを伏し目がちにつぶやく。
車に乗り込んで式に向かう2人を、クリスさんとサンディさんが涙を浮かべて見送る。

ちょうどNHK-BSの「弟の夫」という4回連続ドラマを見終わった後だったので、
家族がパートナーシップを支える大切さを考えていたからかもしれません。

トークセッションでは、同性婚やパートナーシップ制度についてや、
法律で同性婚が認められる場合とそうでない場合の違いについての説明がありました。
ゲストのグッド・エイジング・エールズ代表の松中ゴンさんからは、
結婚の平等(marriage equality)がない日本では、いろいろな相談を受けますとのお話もあり、例えば、同性パートナーが意識不明の時、手術同意書にサインできないこともある、とのこと。生命にかかわる障壁について自分が思い至っていなかった、と気づきました。

トークセッションの後に会場からの感想が求められると
お一人が手を挙げて、「たまたま通りかかって参加しました。
このご時世だから、同性婚を認めてもいいのではないかと思う。
でも、男性を好きになれと言われても僕は困ってしまう」と話されました。

直接その方の感想に対して答えるのではなく、お茶の間で話すことが大事、と松中ゴンさん。
ここにいるみんなでそれを考えることが大事。私にはそう聞こえました。
家族連れやお子さん連れの参加者もあり、私も夫と来られていたら、と残念に感じました。

それから数日、同性を好きになれ、と言っているのではないんだけど…と考えていて、
ふと思ったのが、愛した人が同性だったり、異性だったりする。それでいい。
そういう声が広がるために、話すことが大事とゴンさんはおっしゃりたかったのかなと。

2001年にオランダ、2003年にベルギー、と現在計24カ国で同性婚が認められており(NPO法人EMA日本資料より)、2019年までには、オーストラリア、そしてアジアで初となる台湾で認められる予定です。世界の前例に学びながら、日本に適した制度や法律が整備されていくことを期待します。

次回は、気候変動問題を取り上げた作品「ビューティフル アイランズ 〜気候変動 沈む島の記憶〜」。かつての生徒と一緒に参加する予定です。北陸のみなさま、ぜひご一緒しましょう!

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