RE100:高い目標を掲げ達成する意志

2018 / 3 / 6 | 執筆者:EcoNetworks


RE100 Annual Report 2017

Renewable Energy 100%の頭文字を取った国際イニシアチブ「RE100」には、その名が示すとおり、100%再生可能エネルギーでの事業運営を目指して、現在120社を超える企業が加盟しています。

RE100の加盟企業は、目標年を定めた上で再生可能エネルギー100%達成を約束することになります。この圧倒的な数値目標にもかかわらず、加盟企業は増え続けています。

しかも、2014年の発足以来、わずか3年足らずで多くの企業が目を見張る成果をあげています。「RE100アニュアルレポート2017 」によれば、2015年にはすでにマイクロソフトやスターバックスなど11社が100%を達成、ほかにもゴールドマン・サックスは2014年の14%から86%に、H&Mは27%から78%にと大きな進展が見られます。

上記の報告書に次の文章があります。

RE100 members are leaders on renewable electricity, not only through their ambitious 100% targets, but also through their sharing of best practice and their commitment to developing a wider renewable electricity market.
RE100加盟企業は、100%という野心的な目標だけでなく、最優良事例や再生可能エネルギー市場を拡大していくという決意の共有でも、再生可能エネルギーを主導している。(試訳)

自分たちの目標や取り組みを共有して周りに刺激を与えることで、着実に活動が広がっているのでしょう。

その具体的な動きとして、たとえばAppleは、自社の事業にとどまらず、サプライヤーやクライアントにも再生可能エネルギーへの移行を積極的に促しています。
同社の副社長の言葉が印象的でした。

We have to be the ripple on the pond… we can’t just be 100% renewable energy – we have to bring others with us.
私たちは水たまりの波紋にならなければなりません。ただ100%再生可能エネルギーを達成するだけでなく、他者にも同様の取り組みを促す必要があります。(試訳)

かつて、「再生可能エネルギー100%」というのは、そうなれば素晴らしいけど、現実的ではない単なる理想だったかもしれません。でも敢えて100%という旗印を掲げることから波紋のように活動が広がり、結果的に一部の企業は目標を達成し、市場をも大きく変化させる確かな力になっています。

RE100を主導するClimate Groupは、ほかにも、エネルギー効率の2倍向上を目指すEP100(energy productivity) や、すべての業務車両のEVへの切り替えを目指すEV100 (electric vehicles)を展開しています。
100%を目指す企業の決意と取り組みが今後さらに広がるよう、期待します。

(翻訳コーディネーター/翻訳者 山本 香)

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