ひたすらに上をめざす姿勢―ハズブロCSRレポートから

2017 / 3 / 13 | 執筆者:Futakuchi Kazuko

この2ヶ月ほど、有志を募って集中的に海外のレポートを読む勉強会を行いました。
英文レポートを読み込み、他社との違いを意識しながら
キラリと光る表現や、インパクトのあるコンテンツなどを分析します。

その中で、ユニークだったのは米国エンターテイメント企業ハズブロのCSRレポート。
ページの至る所に描かれているキャラクターの可愛らしさとは裏腹に
骨太なCSR活動が綴られています。


Hasbro 2015 CSR Report Update

2015 World’s Most Ethical Companies 100に4年連続ランクインするなど
数多くの賞を受賞しており、

  • ・同社米国内の使用電力100%に相当する再生可能エネルギー証書を購入
    ・2015年に倫理的な原料調達基準を作成
    ・4つの取引工場の作業員に試験的に携帯電話によるアンケートツールを導入、直接情報を収集し、仕事の満足度や労使関係の改善、ストレス削減に活用
    ・2015年は、全世界で9万人の子どもたちを対象に200のコミュニティ奉仕活動を実施

といった、環境や人権などへの取り組みを進めています。

また、特に印象深かったのは同社の「常に上をめざす不断の努力」を表す表現です。

We believe CSR is a journey of continuous improvement — one that
is guided towards points of departure, rather than points of arrival
full of challenges and key learnings. This ultimately deepens our
understanding of the complex issues of the world in which we operate
and inspires us to raise the bar and strive to be better. As we work
to elevate our CSR efforts in the future, we feel it’s important to
reflect on the challenges we faced in 2015 and share how we
are looking to improve in 2016 and beyond.
(P.9 2015 Challenges and Looking to the Future リード文)

社会や環境面での進歩は、到達点ではなくむしろ出発点、
CSRは、絶え間ない改善の旅である、と述べています。

さらに、
raise the bar 達成すべき水準を引き上げる
strive to be better よいよい企業をめざして努力する
elevate 高める(上ではより一層CSRに取り組むの意)
improve in 2016 and beyond 2016年、そしてそれ以降も改善する
など「さらに上をめざす」姿勢を示す多彩な表現が見られます。

次のレポートは2017年発行の予定とのこと、楽しみです。

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