wellness と well-being ~ネスレの報告書から

2016 / 12 / 7 | 執筆者:二口 芳彗子 Kazuko Futakuchi

Nesle よく似た言葉が同じ資料の中に現れる場合、 翻訳では訳し分ける必要があります。

ネスレの報告書「Creating Shared Value and meeting our commitment 2015 」を読んでいて気になったのが、wellness と well-being。
直訳は、「よいこと」と「よい在り方」といったところでしょうか。
今回は、報告書の日本語版とも照らしあわせながら、
この2つのキーワードと関連する用語について、まとめてみました。

共通価値の創造と2015年の私たちのコミットメント」の農村開発の枠組みのセクションで、
well-beingは
心身ともに健康で幸せな状態(ウェルビーイング)
説明+カタカナのスタイルで訳されています。

また、自社を「栄養・健康・ウェルネス分野のリーディング企業」と位置づけ、
wellness をそのままカタカナでウェルネスと表記しています。
健康とウェルネスをひと続きのフレーズで表現するため、
後者をカタカナ表記にして、日本語のキャッチコピーにふさわしくまとめています。

栄養と健康の領域で事業活動を行い、ウェルネスを実現する、というメッセージが
感じられます。

well-being は、Longman Dictionary of Contemporary Englishで、
a feeling of being comfortable, healthy, and happy とあり、
wellness と重なる部分もありながら、 「心」の側面が強いようです。
上記の日本語版の訳はこの定義に沿っていますね。

wellness は、Oxford Advanced Learner’s Dictionary
the state of being healthyとあり、
good health の類義語に含まれています。
つまり、「身体が健やかであること」です。

日本語の「健康」は、体調そのものだけでなく、健やかであることにも使われるので
翻訳では、health を「体調」 「健康」と訳し分ける必要が出てくる場合もあります。

この2つのキーワードが関わる事業分野として「介護」と「医療」があります。
ネスレの報告書に出てくる関連用語をマインドマップでまとめてみました。
(クリックすると大きく表示されます)
well-being

この2つのキーワードと関連する用語は他にもありそう。
このマインドマップをさらに充実させていきたいと考えています。

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