「頻度のヒント」で業界用語を把握

2016 / 10 / 17 | 執筆者:Masako Maeda

wordfreq
新しい分野や業界のお仕事に取り組むとき、
エコネットワークスでは「用語分析」を行っています。
その分野や業界で使われている用語を把握し、
翻訳作業に活かすのです。

使用するのは、「頻度のヒン ト」というWordのアドインツール。

初めに、クライアントおよび同業他社・組織などの
過去の報告書をいくつかピックアップします。
PDF文書は、テキストのみ抽出してWordに貼り付けます。
このWordファイルを「頻度のヒント」で分析にかけます。

「頻度のヒント」で分析すると、
Wordに含まれる語句の使用頻度が表示されます。
この結果をExcelに貼り付け、頻度順に並べて
複数の文書を比較分析します。

この作業を行うことで、
特定の分野や業界に特有の用語をキャッチできます。
また、ある企業や組織が好んで使用している語句も把握できます。

たとえば、過去に行ったアパレル業界と食品業界の分析では、
次のような結果が得られました。

社名やWe、company、groupなど主語として使われる言葉や
societyやenvironmentといったCSRのキーワードに混じり、
業界の特徴や課題となっている事柄を示唆する用語が
頻度の上位にあがりました。

<使用頻度が上位の用語の例>
〇アパレル業界(4社のCSRレポートを分析)
factories, workers, Bangladesh, monitoring, supply chain, child labor,
wages, suppliers, water, value chain, cotton, ethical, recycled

〇食品業界(4社のCSRレポートを分析)
food, health, people, packaging, safety, nutrition, waste, water,
product, quality, farmers, children, agriculture, sanitation

分析結果はExcelにまとめ、翻訳者とも共有します。
また、クライアントのご要望をふまえながら訳文を確定していく際に、
ご提案材料として参照することもあります。
定期的に実行すれば、用語のトレンドが見えてくるかもしれません。

用語のおおまかな傾向をつかむ有効なツールとして、
今後もうまく活用していきたいと思います。

Photo by Jonathan Assink

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