モノを「つくる」

2016 / 9 / 20 | 執筆者:Futakuchi Kazuko

CraftmanshipPhoto by Christian Senger

前回のブログで、私たちのチームがキャッチコピーや見出しを
どのように作っていくかをお伝えしました。
読者の心をつかんだら、詳細な情報を伝える本文でも工夫します。

翻訳では、簡単な言葉ほど難しいと感じます。
例えば、チームの2人が「取り組む」と言う表現についてそれぞれ
名詞編動詞編のブログを書いています。
ページビューが多いので、悩んでいる方が多いことが伺えます。

先日、ある企業さまのレポート翻訳で、キャッチコピーの
「モノづくり」という言葉をどのように訳出するか、
クライアントと意見交換をしました。

日本人らしい丁寧で細かい仕事を印象づける「モノづくり」は
英語の一言では難しいですね、でも
monodukuri とそのままローマ字表記にしてはイマイチ。

職人気質を持って精緻を極める技術力で製品作りをする。
そんな簡潔な表現はないだろうか。
ローマ字表記にしないという点では、チーム内で意見が一致していました。

アイディアを出し合った結果、私たちのチームからの提案は、
innovation と technology でした。
理由は、その企業さまが今、前面に打ち出している製品が
時代の最先端を行く革新的技術を採用したものだったからです。

クライアントの反応は、innovationは使いたくない、
でもtechnologyでは伝えきれないように思う、というもの。

そこで本文の1行目を見ていただきました。
本文の「製品を作る」の英文を create products としたのです。
顧客があっと驚くような発想と想像力で製品を生み出す。
その特徴を、製品を「創造する」と表現したのです、と。

クライアントの編集会議の結果、OKが出ました。

make products などとシンプルに表現することもできますが、
例えば保険商品のように実際に手に取れないものもあります。
そのような場合は、design products とします。

細かいところもしっかりと作り込む。
厳しいスケジュールとの戦いですが、私たちのチームへの期待に
ベストを尽くしてお応えしていきます。

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