Bias-free, gender-neutral terms 偏見を伴わない、性差のない言葉

2016 / 7 / 14 | 執筆者:Yukiko Mizuno

genderfree Photo by AwesomeSA
英語の単語には、性別がはっきりと表われるものがあります。
例えば、

freshman
manpower
fatherland
mankind

こうした言葉をbias-free terms(偏見を伴わない言葉)や
gender-neutral terms(性差のない言葉)に置き換える動きが進んでいます。
上に挙げた単語は以下のように言い換えられます。

first-year student
work force, workers
native land
people, human beings, humanity

プロジェクトの計画書などで、1人1ヵ月間の仕事量(人月)を表す
man-monthという言葉がありますが、
これにもperson-monthという代替表現があります(使用例)。

ところで、gender biased terms(性差による偏見を伴う言葉)に関して、
最近、オーストラリアで、guysという言葉の使用をやめるべきだ
という主張が議論を呼んでいます。
Diversity Council Australia(オーストラリア・ダイバーシティ協議会)という
NPOの理事長がテレビ番組で、自分はguysという言葉は
なるべく使わないことにしたと発言しました。
http://www.bbc.com/news/world-australia-36423336

guyは単数形では男を意味しますが、複数形のguysは一般的に、
性別を問わず「君たち、あなたたち」の意味で用いられます(参考1 2)。
日常的によく使われる言葉で、偏見を伴うと感じる人もいれば、
そう思わない人もいるようです。
賛否両論があるにせよ、こうした議論自体は、
言葉に対する意識を喚起するきっかけとして意味があると思います。

性差についての考え方は、時代とともに変わります。
おもちゃの世界もジェンダーフリーになってきていますし、
例えば日本では、昔は学校のクラス名簿は男子が先で、女子が後でした。
また、中学校の家庭科の授業は、女子だけが受けていました。
今は、地域差はあるものの男女混合の名簿を用いる学校も多く、
中学校の家庭科も男女必修になっています。
今の子どもたちは以前に比べれば、bias-free、gender-neutralな環境で
学んでいるのだなと感じます。

性差によるものに限らず、さまざまな偏見を減らし、
誰もがより生きやすい方向に社会を変えていくために、
日々言葉と向き合う者として、小さな一歩ではありますが
選択する言葉には細心の注意を払いたいと思います。

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