コピーの研究 Compact and Simple

2015 / 10 / 8 | 執筆者:Futakuchi Kazuko

先日、翻訳のリサーチをしている際に、
国連グローバル・コンパクトのイニシアティブのひとつ、
Caring for Climate のトップページに目がとまりました。

caring for climate Photo: Caring for Climate, UN Global Compact

画像と短い言葉が、最上段のバナーで次々と変わります。

最近の日本語のCSRレポートなどでも、
コピーや見出しで、英文と日本語を併記するスタイルがあり、
「ここにどんな日本語を添えたらいいかな? 」と
ふと思い立ちました。

バナーをクリックするとジャンプする先のページの内容を確認して、
簡潔にわかりやすく伝える言葉を選ぼうと決めました。

Join Caring for Climate.
参加する

Put a price on carbon.
炭素の「価格」とは

Set emissions targets that matter.
削減目標設定の重要性

How are you adapting to climate change?
気候変動への適応策

Engage responsibly in climate policy.
責任ある気候対策への取り組み

英文で伝わる内容もあるので、日本語は意訳で、
国連機関サイトにふさわしく、カチっとした表現にしました。

改めて感じる、表意文字・漢字のアドバンテージ。
コンパクトで、 2分の1ほどに収まるものもあります。

英文動詞で始まる表現は、読者に呼びかけるスタイルで惹きつけられます。
1つめの Join Caring for Climate. は、他にも
「参加ください」、「ご参加ください」、「ご参加を!」、「参加しよう!」など
バリエーションもあるので、ご提案してみたい。

料理人が包丁を研ぐように、日々感性を磨きます。
いつか、お客様のために生かせるように。

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