Capitalizationのルール:ノー残業デーは大文字?

2015 / 1 / 6 | 執筆者:Masako Maeda

英文で各単語の頭文字を大文字で書くことを、キャピタリゼーション(capitalization)と言います。見出しに使われるほか、本文でも特定の言葉を大文字化することがあります。

基本的に大文字にするのは「固有名詞」です。シカゴ・マニュアルでは、大文字化が必要な名詞を大きく次のように分類しています。

  • 人名、肩書き、ニックネーム
  • 言語/人種/国籍名
  • 地名、主要な建造物
  • 組織名、団体名
  • 歴史や文化に関する言葉
  • 暦に関する言葉
  • 宗教に関する言葉
  • 軍事用語(戦争、軍隊の名称など)
  • ブランド名(トレードマーク)
  • コンピュータ/インターネット関連用語

いろいろありますが、Wikipediaでは「固有名詞=それ以外には存在しない特定の対象を表す名詞」と定義していました。大文字化するのは、「それ以外には存在しないもの」と考えると分かりやすいかもしれません。

と、こんなことを今更のように整理したのは、先日、「ノー残業デー」をNo Overtime Dayとキャピタライズするか否かで迷ったからです。結局、ネイティブ翻訳者の元の訳(No Overtime Day)を採用したのですが、「ノー残業デー」は日本にしか存在しない独特の制度なのだと改めて気づかされました。

長時間労働が解消されない原因は、「残業を高く評価する風潮」とも言われています。所定の時間内でしっかりと仕事を進めることをもっと重視し、キャパシティを超える業務には「時間」ではなく「人」を投入して解決する。

そんな「ノー残業デー」不要の働き方が常識となれば、育児や介護などさまざまな理由から勤務時間に制約がある人ももっと働きやすくなるはずです。わたしも働く母の一人として、2015年も効率のよい時間の使い方を模索していきます!


Photo by mansikka

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