steward = 「管理者」

2014 / 7 / 30 | 執筆者:Futakuchi Kazuko


Photo by Kaibab National Forest

管理者と言うと真っ先に思い浮かぶ英単語がmanagerなのですが、環境の文脈では、この単語では違和感が残る場合もあります。例えば、

人間は自然資源の利用者ではあるけれども、管理者でもあるという意識を持たなければならない。

と言う文ではどうでしょうか。managerには「支配人」という意味もあり、自然資源は人間が支配するべきと言う思いで、おそらく語られていません。

このような場合には「steward」。stewardと言う言葉から、Forest Stewardship Council(森林管理協議会)とMarine Stewardship Council (海洋管理協議会)を思い出される方も多いでしょう。

FSCは、木材を生産する森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関で、その認証は、森林の環境保全に配慮し、社会の便益ともなり、経済的にも持続可能な形で生産された木材に与えられます。このFSCのマークが入った製品を買うことで、消費者は世界の森林保全を間接的に応援できる仕組みです。

また、MSCは、責任ある漁業を推奨する非営利団体で、魚種資源の減少から増加への転換、漁業者の生計維持、世界の海洋環境の保全などを目指しています。持続可能な漁業方法の認証制度、そしてそのような漁業により獲れた水産物のトレーサビリティーためのエコラベル制度を実施して、消費者は環境に配慮した漁業を応援できる仕組みです。

改めて、ロングマン英英辞典で調べると、
someone who protects something or is responsible for it, especially something such as nature, public property, or money
とありました。

We are users of natural resources, but we also have to understand our role as stewards of natural resources.
責任を持って自然を守る者=stewardなら、この方の考えを伝えられそうです。

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