仕組みを作る

2014 / 7 / 8 | 執筆者:二口 芳彗子 Kazuko Futakuchi


Photo by tec_estromberg

4月中旬より2か月余り、企業の環境活動の報告書の英語版製作で、翻訳や英語での起稿を弊社のチームで担当しました。環境やサスティナビリティに関する翻訳といっても、必ずしも専門用語ばかりではなく、例えば「仕組みを作る」のように物事の進め方や考え方に関するフレーズが頻繁に使われます。政府や企業が環境活動等を進める上で、組織内で目標や計画を共有し、実行するために仕組みを作るプロセスは必ずあるからです。

作る=build, create, establish, 仕組み=a system, mechanism, scheme, 文脈によってはflowなども使えますが、何か新しい表現は無いものか、と感じていた時のことです。全く別の分野の英文で devise a mechanism と言うフレーズを目にしました。

英英辞典で調べると、deviseは他動詞で、to plan or invent a new way of doing something。編み出す、工夫する、発明すると言う意味合いで、これまでにないような革新的な仕組みを作り出す文脈で使えそうです。

「環境関連の翻訳には、どんな専門分野が必要ですか?」とよく聞かれることがあります。気候変動やエネルギー、3R 、化学物質、生態系や生物多様性など、詳細に挙げればキリがないのですが、それに加えて、上に挙げた仕組み作りの他に、人への伝え方やよりよい対話などコミュニケーションに関して、英語でも日本でも読み込む機会があると、翻訳に生きてきます。

環境問題も社会問題も、誰かがこうしたい、と言葉にして、それに共感した仲間が集まり、変化が生まれ、改善していきます。たくさんの取り組みを見ていると、そのような人と人との深くて強いかかわり合いが物事を動かしていく様子がわかります。エコネットワークスで働きはじめて9年が経ちました。最初はフリーランスとしてでしたが、現在もこうしてこの仕事を続けているのは、そのような変化を知りたいからかもしれません。

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