「~すること」をどう訳すか?―英訳のコツ

2012 / 4 / 30 | 執筆者:Futakuchi Kazuko

コーディネイターとして、ネイティブ翻訳者が訳した英訳をチェックする機会が多いのですが、これって日本人とネイティブの思考回路の違いだよなぁと思うことがあります。それは、「~すること」の処理のしかたです。

次の和文を英訳してみましょう。
従業員の安全性についての懸念が減ること。
みなさんならどう訳しますか?

「減ること」を「Reduction」や「Reducing」として、
Reduction of employee safety concerns
と、「A of B」の形に訳出する方が、案外多いのです。

日本語もきちんと理解しているネイティブや上級英訳者の方が必ずと言っていいほど使うのが「~すること」の部分を、過去分詞や形容詞にして、冒頭に置く手法です。
例えば、上記の訳は、
Fewer employee safety concerns
となります。「減ること」を「より少ない」として、とてもコンパクトになっていますね。

早速、練習問題。
(a) 会社の生産性が伸びること。
(b) エネルギー消費量が減ること。
(c) 情報の安全性が高まること。

次回のブログで英訳例をご紹介しますので、ぜひトライしてみてください。

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