/ プロジェクトマネージャー

近藤 圭子さん Keiko Kondo

エコネットワークスで、主にプロジェクトのマネジメントを担当している近藤さん。CSRに関心を持つまでの経緯、今のお仕事への想い、これから取り組んでみたいことなどをお聞きしました。

-TSAパートナーになったきっかけは?

フルタイムではない形でサステナビリティ関連の仕事をできないかと考えていた時に、偶然見つけたのが、エコネットワークス(ENW)のウェブサイトでした。2015年の春のことです。問い合わせた時点では自分に何ができるかぼんやりとしていましたが、お話を通じて、社会と個人両方のサステナビリティに着目していることに共感し、小さなプロジェクトから関わるようになりました。

-ENWではどんなお仕事をしているのですか?

主に担当しているのは、企業のサステナビリティ情報開示の支援です。サステナビリティ報告書やウェブサイトの原稿制作、GRIなど国際規格に基づいた開示拡充のご提案をしています。ほかには、クライアント企業の社員さんに読んでいただくCSRニュースの制作、ソーシャルビジネスや社会貢献活動の企画立案のためリサーチをすることも。受け手に伝わるように、情報を整理する仕事が多いです。

-お仕事のどんなところに面白さ、やりがいを感じますか?

「どうやったら伝わるだろう」といつも頭を悩ませているのですが、スムーズな構成が見つかったときは、ほっとします。それに、クライアントへの取材や社会動向のリサーチを通じて、一歩先の社会を感じられるのも面白さだと思います。事業をサステナブルにしようと最先端で行動している方々を、情報の整理と発信を通じて後押しする役割になれたらうれしいです。また、ステークホルダーダイアログの仕事では、NGOの考えを企業に伝える一助になれると知りました。こういった仕事のためにも、社会課題に対する感度を高く維持していなければ、と思っています。

-これまでの経歴を教えてください。

新卒で入ったのは人材サービス会社で、中途採用を支援する営業職でした。様々な職種の方にお話をうかがってライターさんと一緒に求人原稿を作るのが面白かったです。非営利セクターで働くようになってからは、年間100冊以上のCSR報告書を分析した調査事業や、CSRセミナー運営、社会貢献活動の企画サポートをしていました。

-なぜCSRに関心を持ったのですか?

もともと「CSRに関わりたい」という強い思いがあったわけではないのですが、関心事に共通するキーワードがCSRでした。

関心の1つはダイバーシティ&インクルージョンです。人材サービス業で働くなかで「これからは、さまざまな事情を抱えている人が働きやすい企業が求められるようになるはずだ」と肌で感じるようになりました。ちょうど日本の人口がピークを迎えた2008年ごろのことです。障害のある方の採用活動を垣間見たことや、自分自身が過労で働けなくなったことも、考えを深めるきっかけになりました。

もう1つはCSR調達への関心です。2009年頃から始めたアロマテラピーの勉強中、絶滅寸前のハーブがあることを知り、精油やハーブのサステナビリティに疑問を抱いたんです。資源が枯渇しそうだったり、ハーブの生育に関わる人がハッピーに働けていなかったり……というのでは、いくら自分や周囲がハーブで健康になってもなんだか“居心地が悪い”な、と。そんな問題意識を持っている時に、CSRの中に調達の分野があることを知りました。

また、企業とNPOへの協働にも関心がありました。企業がNPOに寄付する動機は何か、企業にどんなメリットがあるのかを知りたかったのです。当時NPOスタッフでしたので「企業とNPOが連携して社会課題解決に取り組むには、相手の言葉、つまりCSRを知る必要があるのでは」と考えました。

-近藤さんはアロマセラピストとしての顔もお持ちですが、その活動についても教えてください。

この2~3年は民家カフェの片隅をお借りして、出張ハンドトリートメントやハーブの講座をしてきました。オリジナルブレンドハーブティーの販売もしています。子どもが生まれてから活動を減らしていますが、人生100年時代と言いますし、ゆくゆくはアロマ・ハーブの活動比率を上げる時が来ると思います。屋号を持ち、商品開発、原価計算、値付け、広報など、規模は小さくともすべてを自分の手で経験すると、ものづくりやサービス提供をする人達へのリスペクトが増しました。仕事に対する考え方がちょっと変わったように感じています。

ハンドトリートメントでは日本各地・世界各地の精油を使用。サステナビリティ視点のストーリーとともにご紹介しました。

-今住んでいる地域の魅力について教えてください。

「北多摩」と呼ばれる地域に住んでいます。去年引っ越してきたのですが、緑豊かでのんびりしたところです。最近は、男女共同参画センターで広報誌の編集委員をしています。ミーティングの度にいろんな気づきがあり面白いです。

-オフはどのように過ごしているのですか?

子どもと遊んだり、家のことをしたりしていると、あっという間に休みの日が終わってしまって…。ですが、マッサージを受けたり、頭の中身を思いっきりノートに書きだしてみたりなど、自分をメンテナンスする時間は意識的に取るようにしています。

私が花壇を担当し、夫が野菜類を担当しています。

早起きした日の散歩コース。サステナブルに働くために、よく寝ることと、ワクワクする仕事をすることを大切にしています。

-今後の目標は?

まずは、サステナビリティ報告の制作を日本語版・英語版トータルでコーディネートできるようになることです。今すでにやっていることではありますが、ライターさんや翻訳者さんとの連携を含め、腕を磨いていきたいです。それから、これからCSRに力を入れたいと考えている会社のお手伝いもしてみたいな、と思っています。それがハーブやアロマテラピー、またはヘルスケアに関わる企業だと、なおうれしいです。(取材日19/6/14)

経歴:国際基督教大学(ICU)卒業後、人材サービス会社の営業職として中途採用支援に携わる。その後、非営利セクターへ。一般財団法人ダイバーシティ研究所にてCSR調査、CSRセミナー企画・運営などを行う。2015年よりエコネットワークスでの仕事に関わり始めた。夫と1歳の娘と暮らす。JAMHA認定ハーバルプラクティショナー、AEAJ認定アロマセラピスト。

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