※このエントリーは中国出身・米国で学ぶJian Gongが日本語で綴る連載記事です。
by Jian Gong
私はこの前休みの時間を利用して、
米・ウィスコンシン州と中国安徽省政府による
水資源管理に関する情報交換プロジェクトに
コミュニケーション・ディレクターとして1日だけ参加しました。
中国側からは安徽省の政府関係者8名が、
米国側からはフォックス河クリーンアップ・プロジェクトのメンバーが参加し、
熱い議論を繰り広げました。
Fox River Cleanup Project
www.foxrivercleanup.com
フォックス河クリーンアップ・プロジェクトは、
企業やコンサルティング会社、政府からなる組織です。
2009年に活動を開始し、世界的にも注目されています。
安徽省側は同省にある巢湖の環境改善に取り組んでおり、
米国側の経験を学ぶ目的で職員を派遣しました。
しかし実際に議論が始まってみると、
相手の文化や国内事情に対する理解が足りないことによる
多くの課題が見受けられました。
たとえば、アメリカで通用する解決方法や組織構造は
中国では全く通用しない場合があります。
また、両者では思考メカニズムが全く異なります。
米国側は環境問題を中心に据え、
それを解決するために適当なメカニズムを用いて対応を検討します。
反面、中国側はメカニズムを中心に据え、
それがどの程度問題解決につながるかを検討します。
更に問題なのが、両者の環境に対する考え方の違いです。
アメリカ側は川の清掃は川沿いの企業の責任だという考えです。
中国側はそれ政府の責任であり、企業は政府の働きに関わるべきではないと考えます。
今回は必ずしも大きな結果につながらなかったものの、
文化を超えた環境協力の試みとしては、
非常に意味のあるものだと思いました。
どのようにして文化の違いを乗り越えて、
環境協力を実現していくのか。
私たちは、この解決法を追求し続けなければならないでしょう。