鍵となる中国低炭素技術

※このエントリーは中国出身・米国で学ぶJian Gongが日本語で綴る連載記事です。

jian.jpg by Jian Gong

地球温暖化などの気候変動問題が日々深刻化する中、
中国は経済発展を遂げると同時に、環境負荷の削減に
向けても積極的に取り組んでいる。

今回のCOP15コペンハーゲン会議において、
中国代表団の解振華・国家発展改革委員会副主任は、
交渉成立への鍵は技術移転にあると主張した。

しかし、中国は全てを他国に頼ろうとしているわけではない。
先進国に技術移転を求めると同時に、中国も自国の
低炭素処理技術を高めることに力を注いでいる。

1月30日のNew York Timesは、中国が世界の
低炭素技術の分野でリードするという記事を載せた。

そして、中国国内のビジネス誌「商業価値」によると、
中国のリチウム電池と多結晶シリコンの応用技術は既に高いレベルに到達している。

たとえば、BYDのリチウム電池を用いたエコカー開発は順調に進んでおり、
当社は既にハイブリッドカーの開発を終え、現在は電気自動車の開発に専念している。
米国の自動車業界における情報・予測を提供する会社CSMによると、
世界で電気自動車の販売数は2015年までに300万台を超え、
中国国内だけで170万台を超える勢いになると予測している。

そのため、“中国が将来の電気自動車市場の中心となる” と述べる専門家もいる。

多結晶シリコンの応用技術においては、
世界最大規模の太陽光発電製品メーカーの無錫尚徳は、
太陽光発電の高い変換効率を実現する技術の先端である「PLUTO技術」を開発し、
その勢いは増している。

その他の分野でも、太陽エネルギー湯沸器や
バイオエタノール燃料製造技術などの開発が順調に進められている。

世界中が地球温暖化問題に関心を持ち、世界経済が低炭素技術を必要とする中、
中国の低炭素技術は切り札としてはまだ十分ではないが、
これから注目を浴びることは間違いないであろう。

そして、技術が発達するにつれ、マーケティングやプロダクト・デザインまでを
含めた大きな視点で考えていくことが重要になってくる。

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