カーボンニュートラルな企業へ-DELL

2008 / 12 / 18 | カテゴリー: | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

少し前のニュースになりますが、
大手IT会社のDELLがグリーン電力への投資により
世界中の電力を100%カバーすることを実現しました。

デル、カーボンニュートラル化の目標を前倒しで達成
http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2008/080807?c=jp&l=ja&s=corp

2007年9月に、2008年末までにカーボンニュートラル化を目指すと発表して、
わずか1年足らずの間に公約を達成しました。
このスピード感はさすがIT企業という感じです。

特に評価できるのが、カーボンオフセットではなく、
エネルギー効率の改善とグリーン電力への投資により
このカーボンニュートラルを実現したことです。

グリーン電力証書の購入や風力発電への投資などによる合計電力量は6億4500万kWh。
電力管理イニシアティブを通じて300万ドルを節約したとも発表しています。

グリーン電力の推進は、今後日本においても
重要なテーマとなってきます。
1億人のグリーンパワー
http://1okunin.net/index.php

世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち」の中で、
DELLの創業者マイケル・S・デルは述べています。

「2003年に立ち上げた「持続可能な事業」制度は、ステークホルダーの長期的な価値を創造するための活動であり、株主の資金を支出する活動とは見ていない」
「費用という点で言えば、逆にこのような取り組みを行わなかったときの費用を考えてみることが、より重要である」

同社は米国社員の50%以上、管理職の3分の1以上が女性とマイノリティと、
ダイバーシティの分野にも熱心に取り組んでいます。

DELLの動きにこれからも注目していきたいと思います。

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