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栄養へのグローバルアクセス指数2016

nutrition index
写真:Global Access to Nutrition Indexウェブサイト

世界では8億人が十分な食事をとれず、20億人が栄養不足の状態にありますが
60億人が太り過ぎで、肥満による経済損失は、医療費や生産性損失によって
世界のGDP総額の約2.8%にあたる2兆ドル(約12兆円)に上ります。(*1)

オランダのGlobal Access to Nutrition Foundation
栄養問題解決には企業が果たす役割が大きいとして
世界の22の食品・飲料メーカーを対象とし
肥満撲滅や栄養改善への取り組みをランキング化した
Global Access to Nutrition Index2016を発行しました。

Global Access to Nutrition Indexイニシアチブの投資家声明に署名している
投資家の総資産は3兆ドル(約355兆円)になります。

本指標では「ガバナンス、製品、アクセシビリティー(提供する健康的な食品が入手しやすいか)、
マーケティング、ライフスタイル(従業員と消費者の健康)、
ラベリング(充実した情報提供によって消費者の商品選択に影響を与える)、
エンゲージメント」の7つの視点から
栄養価の改善や肥満撲滅につながる…

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SDGsに向けた企業の動き

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Photo by the Global Goals

8月末で期限となる「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」の後継計画
「持続可能な開発目標(SDGs)」が
9月の国連サミットでついに採択される予定です。

SDGsでは、協同組合や小企業から多国籍企業までが
創造力、イノベーション、投資によって課題解決の推進力になることが求められており*1
年間2兆ドルの資金が民間セクターから期待されています。*2

また、8月に国連事務総長が発表した、国連と企業の協働を進めるためのガイドライン改訂版では
SDGs実現に向けて、民間セクターの協力活動における「透明性」と「ステークホルダーへの説明責任」が
今後さらに求められることが書かれています。

すでに始まっている企業の活動を見てみると
目標が採択されるサミット翌日からの7日間で
SDGsについてマスメディアから学校の授業まで
あらゆる手段を使って地球全体の70億人に共有するという
Global Goalsキャンペーンに、グーグルやユニリーバ、スタンダードチャータードなどが支援を表明。

ユニリーバのCEOポール・ポールマン氏は
SDGsを支援する理由として
生産や流通に直接影響する気候変動対策だけでなく
同社の消費者の70%以上が女性であり、女性は収入の90%以上を家族に投資するにも関わらず
その収入は世界全体の10%以下である点を挙げ
女性への投資が同社の事業の成長につながることを説明しています。*3

MDGsは8つの目標と21のターゲットで構成されていましたが
SDGsは目標が17、ターゲットが169と項目が大きく増える中
企業は、本業を通して効果的に貢献できる分野を絞り込み、
取り組む理由をより明確に伝えていくことが求められるようです。

——–
参照・用語
※1: Transforming our world: the …

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Fortune発表 「世界を変える企業」50社

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photo by George

フォーチュン誌が先日発表した、
「世界を変える企業」リスト(Change the World list)。

競争戦略の一部として国際的な社会課題・環境課題に取り組み、
大きなインパクトをもたらしているCSV先進企業50社が紹介されています。

Change the World list
http://fortune.com/change-the-world/
Introducing Fortune’s Change the World list: Companies that are doing well by doing good
http://fortune.com/2015/08/20/introducing-change-the-world-list/

1位はアフリカでモバイル金融M-Pesaの普及に取り組むボーダフォンとサファリコム。
続いてグーグル、トヨタ、ウォルマート、エネル(イタリア、電気)が並びます。

事業を通じた利益追求が社会課題解決に最もインパクトを与えうるという
資本主義の「よいことをする力」を積極的に評価する試みで、
選出にあたっては、マイケル・ポーター教授らが立ち上げた
CSVのコンサルティングを行うFSGとShared Value Initiativeが協力。

以下の4つの基準で評価がなされています。
・事業イノベーションの度合い…

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世界初のユニリーバ人権報告書 気になる中身とは?

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ユニリーバが今年6月に発表した人権報告書。

Enhancing Livelihoods, Advancing Human Rights
https://www.unilever.com/Images/slp-unilever-human-rights-report-2015_tcm244-439397_1.pdf

2011年の「ビジネスと人権に関する指導原則」に続くものとして、今年2月に発表された
国連人権報告フレームワーク(UN Guiding Principles Reporting Framework)」に
世界で初めて準拠しており、今後の人権報告の1つのモデルとなるものです。

ページ数は全68ページ。
人権だけでこれだけのボリュームがあります。

世界190ヵ国で事業を営み、17.2万人を雇用し、
7.6万のサプライヤーを有する同社は、2010年の
持続可能な事業戦略「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン(USLP)」の
発表以降、人権に関する取り組みを本格化してきました。

・透明性
・ステークホルダーとの協議・対話・恊働
・連帯責任モデル(Collective responsibility model)
・官民パートナーシップとの恊働
・新しいビジネスモデル、キャパシティビルディング、救済措置

を5つの重点領域と定め、国際人権NGOのオックスファムと恊働して
ケース・スタディとして同社のベトナム事業を対象に
アセスメントを実施するなどして、課題の洗い出しに取り組んでいます。

報告書では、人権に関する戦略や各種の方針、
取り組みの歴史やガバナンス等について報告がなされた後、
「顕著な(salient)」な人権課題のパートが続きます。

ガイドラインで要求されているのは、「重要な(material)」課題ではなく、
もっとも深刻な影響を及ぼす「顕著な(salient)」課題についての報告。

ユニリーバの場合は、以下の8つを特定し、
取り組みやサプライヤー監査の結果について開示しています。

・差別…

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発表!800人の専門家が選ぶ企業・NGOのサステナビリティ・リーダー

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企業にNGO、そして政府。
サステナビリティの分野をリードしていくことが
期待されるのは、どのステークホルダーか?
また各ステークホルダーでは、
どの企業や組織、国がリーダーシップを発揮しているのか?

そんな疑問に答えるべく、
世界のサステナビリティ・リーダーに関する調査結果が
GlobeScanとSustainAbilityにより発表されました。

The 2015 Sustainability Leaders
http://www.globescan.com/component/edocman/?view=document&id=179&Itemid=591

回答を寄せた世界82ヵ国816人の各分野の専門家が
世界のサステナビリティ・リーダーと評価した企業は、
2位以下に大差をつけたユニリーバでした。

創業者の強い意志のもと、持続可能な事業に取り組む
パタゴニア、そしてインターフェースが続いていますが、
トップと2位の差は年々拡大しているといいます。
(周囲に与えるインパクトという点から、企業規模の大きな
ユニリーバへの期待が高まっているためと思いますが)

トップ10は以下の通り。

Unilever (オランダ/英国)
Interface (米国)
Marks & Spencer (英国)
Natura(ブラジル)
IKEA (スウェーデン)
Nestlé (スイス)
GE (米国)
BASF (ドイツ)
Nike (米国)
Coca-Cola (米国)
Walmart (米国)

地域別にみると、やはり南米ではコスメ企業のナチュラの評価が高く、
アジアではタタ・グループ、オセアニアでは
金融機関からウェストパックがランクインしています。…

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ついにアジアにも?広がる持続可能な企業認証B Corp

企業が持続可能なビジネスを行っていることを
証明するB Corp認証が、欧州や南米をはじめ
世界中に広がりを見せ、アジアへの進出もささやかれています。

B Corp movement eyeing expansion in Asia
https://www.edb.gov.sg/content/edb/en/news-and-events/news/singapore-business-news/Feature/b-corp-movement-eyeing-expansion-in-asia.html

過去に何度かご紹介した、米国発のこの動き。

NPO B Labsが、独自に発行しているガイドライン
「B Impact Assessment」を元に
企業の経済・社会・環境側面のパフォーマンスを評価し、
認証を付与する仕組みです。

以前このガイドラインを読み込む勉強会を行ったのですが、
社員間の給与格差や地域で調達している原材料の比率など、
独自の項目が設けられており、参考になります。

(このガイドラインは2年ごとに改定され、
第4版が2014年1月に出ていますので、
どこが更新されたか、また見てみたいと思います。)

小規模な企業を中心に1200社以上が取得しているB Corp認証ですが、
これまでもPatagoniaやEtsy、Ben&Jerry’sなど大手企業も取得し
注目を集めてきました。
2014年。さらに動きは広がっています。

フランスやドイツなど欧州で初めて認証取得企業が現れたほか、…

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社員がプレゼンター!TED@Uniliver

photo by TED Conference

「実はまだまだ自社の社員にも知られていないんです」
「外部もそうですが、まずは社員をもっと巻き込んでいきたいと思っています」

その分野ではよく知られているような取り組みでも、
まだまだ社内での認知が十分得られていないと感じている
CSR担当者の方は多いようです。

社員向けの盛り上げ施策として行われたものかはわかりませんが、
社内啓発にも有効かなと思われるUniliverの事例をみつけたのでご紹介します。
2014年9月、UniliverはTEDとのコラボレーションで、
社員がプレゼンターとして登壇するTED@Unileverを開催しました。

TED@Unilever: Making a difference every day
http://www.unilever.com/sustainable-living-2014/news-and-resources/Sustainability-events/ted-unilever/index.aspx

“Ideas Worth Spreading”をコンセプトに
価値あるアイデアを広めることを目指し、
様々な分野のヒトがプレゼンテーションを行うTED。
英語の勉強にもなると、日本でも広がりを見せています。

TED@Unileverには、7人のスピーカーが登場。

・エジプトで障がいを持つ従業員のスキルアッププログラムを立ち上げた社員
・若い女性の支援に取り組むDoveのプロジェクト推進者の英国の社員
・16ヵ国で展開するLifebuoy石けんによる手洗いプログラム責任者

など各種の活動に従事している社員のプレゼンの他、
外部からはスターン・レポートのスターン教授が参加

また同社のCMCO(Chief Marketing and Communication Officer)も、
事業におけるサステナビリティの意味についてプレゼン

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General Millsも宣言 2020年までに原材料上位10品目を持続可能に調達

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温室効果ガス排出や水、人権などの観点から
特に注目が高まっているサプライチェーンにおけるリスク。

「ビジネスの競争力の源泉は良質な原材料を
いかに確保できるかにかかっている」

とGeneral Mills(ゼネラルミルズ)の副社長が語っているように、
食品企業では、いかに持続可能な形で原材料を調達していくかが
今後の成長を左右するカギになります。

世界的な食品メーカーであるGeneral Millsは9月、
2020年までに原材料の上位10品目を持続可能な形で調達する、
という宣言を発表しました。

General Mills commits to sustainably source 10 priority ingredients by 2020

対象は購入している原材料の50%を占める上位10品目。

・オート麦
・小麦
・コーン
・乳製品
・繊維包装材
・カカオ
・バニラ
・パーム油
・サトウキビ
・テンサイ

同社の環境負荷のうち、直接の事業範囲外、
農業部分が温室効果ガス排出の2/3、
水利用の99%が発生しているため、
原材料調達に取り組むことは環境に対する責任を果たす上でも
非常に重要であるとしています。

ここでの「持続可能な形で」の定義は、…

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ユニリーバがイノベーションのWantsを発表

HELP
photo by marc falardeau

「1リットルあたり1セント以下で貧困層に安全な水を提供する技術。」
「漂白剤や強酸、アルコールを使わずにウィルスを不活性化する掃除用原料。」
「重量、体積、廃棄量をへらす包装資材。」
「低温かつ少ない水で洗濯ができる洗濯用品。」
「味を損なわずにナトリウム含油量を減らす技術。」

実はこれ、ユニリーバが現在募集している
イノベーションのテーマです。

同社は「環境負荷を半減しながら売り上げを倍増する」という
目標を掲げ、様々な取り組みを展開しています。

目標達成に向けた取り組みを加速するため、
先月、オープン・イノベーションをコンセプトに
外部の専門家からイノベーションとなる技術を募集する
プロジェクトを開始しました。

Challenges and wants
http://www.unilever.com/innovation/collaborating-with-unilever/challenging-and-wants/index.aspx

これまでも外部との連携により、
インドで展開する浄水器Pureitなどを開発してきましたが、
同社が求める”Wants(ウォンツ)”をより積極的に公開することで、
解決する技術を募っています。

テーマは多岐にわたります。
それぞれに「募集する理由」「考えていること」「求めていること」がまとめられており、
解決する技術を持っているよという人はウェブ上でそれを投稿することができます。

<募集中のWants>
・安全な水
・ウィルス
・包装
・洗濯
・減塩
・歯磨き粉
・食品保存
・蓄エネ
・シャワー
・消費者行動の変容

外部との連携により技術開発を進める…

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ユニリーバが取り組む100%持続可能な原料調達

Jukwa Village & Palm Oil Production, Ghana
photo by oneVillage Initiative

2020年までに

・10億人以上の人々の健康と生活を助ける
・製品の環境負荷を半減する
・農産物原材料を100%持続可能な形で調達する

ユニリーバが昨年11月に発表した
Unilever Sustainable Living Planの内容です。

Unilever Sustainable Living Plan
http://www.unilever.com/sustainable-living/uslp/index.aspx

農産物の持続可能な調達については、
すでに様々な原料で着手しており、

パーム油
→RSPO(持続可能なパームオイルの円卓会議)から2015年までに100%調達

紅茶(リプトン)
→レインフォレスト・アライアンス認証のものを2015年までに100%調達

ベン&ジェリーのアイスクリームの原材料→
Fairtrade Labelling Organisations Internationalから2013年までに100%調達

その他にも卵、大豆、フルーツ、カカオなどで
取り組みを進めています。

また昨年4月には、生産者向けに
「持続可能な農業ガイドライン」を発表。

Unilever Sustainable Agriculture Code
http://www.unilever.com/images/sd_Unilever_Sustainable_Agriculture_Code_2010_tcm13-216557.pdf

土壌や水、燃料、生物多様性、廃棄物、動物福祉、
社会・人的資本など11の分野で…

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2020年までに森林減少をゼロに 400社のCEOが宣言

Inútil :: Useless
photo by Papa Goiaba

世界の消費財メーカー400社が参加する
Consummer Goods Forumが先月、
気候変動に関する2020年までの2つの大きな目標を発表しました。

CONSUMER GOODS INDUSTRY ANNOUNCES INITIATIVES ON
CLIMATE PROTECTION
http://www.ciesnet.com/pfiles/press_release/2010-11-28_TCGF_final_press_release.pdf

CGFは2009年に設立され、コカコーラやウォルマート、
ユニリーバ、テスコ、カルフールなど、
70カ国からメーカー・小売400社が参加し、
参加企業の売り上げ総額は約3兆ドルに上ります。

宣言した目標は、以下の2つ。

1.2020年までに森林減少をゼロにする
2.2015年までに代替フロン(HFC)使用をゼロにする

大豆やパーム油、牛肉や紙資源などの生産が
ブラジルやインドネシアなどでの森林伐採につながっています。

消費者に新鮮な商品を届けるための冷蔵輸送には、
温室効果の高い代替フロンが使用されています。

森林伐採、代替フロンの使用のどちらもが
温暖化の原因となっており、
メーカー・小売各社が取り組まなくてはいけない重要課題。

グローバルな企業連携による取り組みが始まっています。…

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ユニリーバ 2020年までに紙資源の調達を100%持続可能に

農産物をはじめ持続可能な資源調達に向けた
様々な取り組みを進めているユニリーバが、
7月2日、紙資源の調達に関する宣言を発表しました。

Unilever commits to sustainable sourcing of paper packaging
http://www.unilever.com/mediacentre/pressreleases/2010/Unilevercommitstosustainablesourcingofpaperpackaging.aspx

持続可能な森林への取り組みの一環として、
2020年までに紙・包装資源を100%持続可能な調達に
シフトするとしています。

具体的には、持続可能な方法で管理された森林
またはリサイクル資源で作られた紙資源による調達を進め、
現在62%の割合を2015年までに75%、
2020年までに100%を達成します。

ユニリーバはその他にも紅茶やパーム油などの
100%持続可能な調達を宣言しており、
いずれも目標年を2015年に設定。

ゴールを5~10年単位で設定し、明確な意思が伝わってきます。
中長期ビジョンの策定にあたって、欠かせない要件です。

Iisaak 2007 harvesing in Fortune Channel, Clayoquot Sound

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