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栄養へのグローバルアクセス指数2016

nutrition index
写真:Global Access to Nutrition Indexウェブサイト

世界では8億人が十分な食事をとれず、20億人が栄養不足の状態にありますが
60億人が太り過ぎで、肥満による経済損失は、医療費や生産性損失によって
世界のGDP総額の約2.8%にあたる2兆ドル(約12兆円)に上ります。(*1)

オランダのGlobal Access to Nutrition Foundation
栄養問題解決には企業が果たす役割が大きいとして
世界の22の食品・飲料メーカーを対象とし
肥満撲滅や栄養改善への取り組みをランキング化した
Global Access to Nutrition Index2016を発行しました。

Global Access to Nutrition Indexイニシアチブの投資家声明に署名している
投資家の総資産は3兆ドル(約355兆円)になります。

本指標では「ガバナンス、製品、アクセシビリティー(提供する健康的な食品が入手しやすいか)、
マーケティング、ライフスタイル(従業員と消費者の健康)、
ラベリング(充実した情報提供によって消費者の商品選択に影響を与える)、
エンゲージメント」の7つの視点から
栄養価の改善や肥満撲滅につながる…

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ついに99%達成! スターバックスの倫理的なコーヒー豆調達

9月9日、各地のスターバックスの店舗に「99」の文字が掲げられました。
私が訪れた場所でもこの通り。

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2015年4月、同社のコーヒー豆の99%が倫理的に調達できるようになりました。

それを受けて行われたのが、手書きで”99″がデザインされたカップの提供など、
全国の店舗でコーヒー生産者とのつながりを感じる99キャンペーンです。

コーヒー豆の倫理的な調達99%を達成 “99”にちなみ、9月9日を特別な一日に
https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2015-1382.php

日常的にスターバックスを利用している私としては、
嬉しいニュースです。
(頼み方がこなれていたからか、先日も「もしかしてスターバックスで働かれていますか?」と
店員さんに言われました。確かに「スタバで仕事」は毎日のようにしていますが。。。笑)

同社の倫理的な調達の基準となっているのは、
C.A.F.E.プラクティス(Coffee And Farmer Equity)」というガイドラインです。

2004年に国際環境NGOのコンサベーション・インターナショナルの
協力のもと作成されたもので、必須条件の「品質水準」「経済的な透明性」と、
第三者機関評価による「社会的責任」「環境面でのリーダーシップ」をクリアしたコーヒーを
「責任をもって栽培され、倫理的に調達されたコーヒー」と認証しています。

具体的には、

・対価の公正な分配を示すために支払い証明書の提出しているか
・児童労働をさせていないか、労働者の宿泊設備を整えているか
・コーヒーの実から豆を取り出す際に使用する廃水を浄化しているか
・生物多様性の保全や、農薬低減に取り組んでいるか

といった取り組みがサプライヤーには要求されます。

「C.A.F.E.プラクティス」全体の取り組み状況については、
コンサベーション・インターナショナルが定期的にレビューを実施。
2011-12年度の報告書では、生産者・加工業者ごとに
設定された環境・社会面のKPIの達成状況が詳細に開示されています。

report_coffee
C.A.F.E. PRACTICES RESULTS ASSESSMENT FISCAL YEARS

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2030年世界の淡水は40%不足、中国の水汚染防止行動計画、ネスレの水を使わない工場

photo by Matt Berlin

2030年には、世界の淡水が40%不足する」

3月22日は国連が定める「世界水の日」でした。
上記は同日発表された「世界水発展報告書2015」において
示された予測です。


The UN World Water Development Report 2015, Water for a Sustainable World

報告書では水の需要が増えている原因として、
人口増加や都市化の進行、住宅の大型化、肉の消費拡大、
自動車やエネルギー消費量の多い機器の増加などが挙げられています。

一方、干ばつなどによる水不足も世界各地で深刻化しています。
最近では米国カリフォルニア州で家庭にも
25%の節水を義務付けることが発表されました。

対策に関する最近の動きでは、大きなものでは
中国で4月2日、「水汚染防止行動計画」が発表されました。

これは2013年に発表された「大気汚染防止行動計画」に続く
汚染対策に関する大規模な施策です。

基準に違反した製紙や印刷、農薬企業などの操業停止や
2020年までに都市の飲料水供給の93%を
飲み水として安全なレベルにするなどの
水質改善に関する長期的な目標値を定めています。

ただし施策の実施にあたっては、
大気汚染防止行動計画ほどの
政府からの大きな財政支出は予定されておらず、…

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株主の長期関与を奨励 コーポレート・ガバナンス改善に向けたEUの動き

企業の持続可能性を考える上で、
株主とどう向き合っていくかは、
重要なポイントになってきます。

先月、欧州委員会は、
会社法とコーポレート・ガバナンスの改善を
目指す計画を発表しました。

Commission plans to modernise European company law and corporate governance
http://ec.europa.eu/enterprise/newsroom/cf/itemdetail.cfm?item_id=6353&lang=en&title=Commission-plans-to-modernise-European-company-law-and-corporate-gover%C2%ADnance

株主の権利と責任を明確化し、
欧州企業の透明性を高め、
競争力や持続可能性の向上につなげることが目的です。

2011年に欧州企業のコーポレート・ガバナンスに関する報告書
Green Paper: The EU corporate governance framework”を発表。
その後オンラインで意見を募集し、検討を重ね、
今回3つの要素から成る行動計画を打ち出しました。

具体的には、

1.コーポレート・ガバナンス改善のための
企業と株主間の透明性強化。

役員の多様性やリスク管理方針について
企業の透明性を高めることや、
機関投資家の議決権やエンゲージメント方針に
関する透明性の強化。

2.株主の長期的な関与の奨励…

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ネスレのチョコレートが児童労働で作られている、のニュース裏側を見てみると

「ネスレのチョコレートが児童労働によって作られている
(Nestle chocolate is produced from child labor)」

こんなニュースのヘッドラインを目にし、
気になって背景を調べてみました。

というのも以前、ネスレがカカオ豆の持続可能な調達を目指す
NESTLÉ COCOA PLANの一環として、
グローバル食品企業で初めて、
人権・労働問題に取り組む米国NGO Fair Labor Association(FLA)と
パートナーシップを結び児童労働に取り組んでいく、
というニュースを耳にしていたからです。

よくよく調べてみると、
グローバル企業がNGOに批判されている、
という単純なものではありませんでした。

同社がFLAにサプライヤー監査を依頼し、
問題点が多数見つかったので、ネスレはアクションプランを発表し、
今後協力して取り組んでいく、という一連の動きのようです。

ネスレが児童労働に対する取り組みを強化、
としてCNNでもその様子が取り上げられています。

FLAがネスレのカカオの主な調達地であるコートジボワールを訪問。
30のカカオ協働組合、87の農場、460人以上のインタビューを行った結果、
同社のこれまでの取り組みにも関わらず、長時間労働や安全違反など
サプライヤー基準に対する違反が多数見つかり、依然
児童労働が存在している実態を明らかにしました。

FLAはネスレに対して11の勧告を行い、
同社はそれらを踏まえたアクションプランを発表。…

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ネスレ調査 働き方がドイツ人の食生活に大きく影響

eating habits, switch from exercise - a worrying sign
photo by philcampbell

忙しくて食事もままならない。
夜遅いから晩ご飯は抜きにしよう。

誰もが仕事の忙しさで食生活が乱れた経験が
あることと思います。

働き方が食生活にどのような影響を及ぼすのか。
ネスレがドイツで行った調査の結果をご紹介します。

‘So is(s)t Deutschland’ study (ドイツ語)
英語リリース
http://www.nestle.com/Media/NewsAndFeatures/Pages/German_eating_habits.aspx?Category=Investors,CSV,Brands

1万人以上の様々な年代を対象に行われたこの調査。
主な結果を抜粋すると、

・20~29歳の半数以上、ビジネスパーソンの5人に2人が
食事の時間が不規則になっている。

・忙しくなってくると、女性の方が食生活が乱れがち。
週40~49時間働く層では、男性36%に対し、女性の43%が食生活が不規則になると回答。
週50時間以上働く層では、男性は約半数、女性は2/3に。

・30代以下の2/3が決まった時間に食事を取る代わりに
スナックなど時々食べることで済ませる。

・ビジネスパーソンの2/3はランチを外食で済ませる。
ビジネスパーソン以外の層の90%が朝・昼・夜を自宅で食べる。

・14~29歳は月に一度はファーストフード店に足を運ぶ。

など、詳細はドイツ語になっているため細かくは見れていませんが、
お昼を自宅に帰って家族と食べる家庭も多い文化においても、
食生活が大きく変化していることが見うけられます。

サステナブルな働き方の実現に向けて、
「食」の観点も大切にしたいポイントです。…

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Stockholm Water Award ビジネス部門はネスレ

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photo by CIAT International Center for Tropical Agriculture

毎年スウェーデンに世界中の専門家や企業、政策決定者が集い
水をテーマに話し合うWorld Water Weekが
今年も8月21~27日の日程で開催されました。

期間中、水問題に貢献した人々を表彰する
Stockholm Water Prize が発表されます。

今年のビジネス部門を受賞したのは、ネスレ。

Stockholm Industry Water Award
http://www.siwi.org/stockholmindustrywateraward

世界の水利用の70%近くは農業用といわれています。

3つの注力分野の1つに「水資源」を掲げている同社は、
1000人以上の農業・水の専門家を雇い、
サプライチェーンの上流に位置する
農家の水利用の効率化や生産力の向上、
水質汚染の減少に取り組んでいます。

2009~2010年の1年間に、30万人の農家に
専門的なトレーニングと技術サポートを提供。
過去10年間で合計取水量を30%減らしてきました。

これまでの受賞企業をみてみると、いずれも水道や
水浄化に直接関わる企業が選定されてきました。

2010年・・・Phnom Penh Water(カンボジア、水道)
2009年・・・Trojan Technologies(カナダ、水浄化)…

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豪華メンバーが顔をそろえるネスレのCSV委員会

SHARE Conference, Belgrade, Serbia, April 7-9, 2011
photo by Threat to Democracy

CSV。Creating Shared Values。

ポーター教授が掲げる、
CSRの概念にかわる新しいコンセプトです。

今年初めにハーバード・ビジネスレビューに掲載され、
日本でも春先から話題になり始めました。

CSRからCSVへ ポーターで考える新しい経営
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110530/220295/

CSVの概念をいち早く取り入れているのが、
スイスのグローバルメーカーのNestle(ネスレ)です。

ネスレではCSVを「共通価値の創造」と訳し、

株主にとって長期的な価値を創造するためには、
社会にとっても価値のあるものを創造しなくてはならない。

として、事業を展開する上での基本的な考え方と位置付けています。

ネスレの共通価値の創造
http://www.nestle.co.jp/CSV/CreatingSharedValueAtNestle/Pages/CreatingSharedValue.aspx

1.株主の利益と社会の利益とが相交わり
2.双方にとって最適な価値創造が実現できる注力分野を特定
3.共通価値を創造する潜在性を最大限に有しているその分野に
優れた人材と資本の両方の資源を投入し、
関係するステークホルダーと協働することに努める

というステップで、
「栄養」
「水資源」
「農業・地域開発」
を3つの主要テーマとして取り組んでいます。

年2回開かれる諮問委員会のメンバーには、
マイケル・E・ポーター教授やジェフリー・D・サックス教授、
ジョン・エレキントン氏など豪華メンバーがずらり。

CSVのモデルケースの1つとして、注目されます。…

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ネスレを動かしたソーシャルメディアキャンペーン

ネスレが熱帯雨林とオランウータンの保護を約束する
パーム油の調達方針を発表しました。

Nestlé open forum on deforestation, Malaysia
http://www.nestle.com/InvestorRelations/Events/AllEvents/Nestle_open_forum_on_deforestation_Malaysia.htm

発端は、環境NGOグリーンピースが展開した
熱帯雨林とオランウータンの保護を訴える
バイラルキャンペーンでした。

http://www.greenpeace.or.jp/campaign/forests/nestle/?cyber

主催者発表では、150万回以上YouTubeのビデオが視聴され
34カ国から30万通以上のメッセージが
ネスレに届いたそうです。

ただこちらの資料をみてみると、
広がりはそれ以上のように感じます。

グリーンピースvsネスレ キャンペーン初日4日間の展開

.prezi-player { width: 550px; } .prezi-player-links { text-align: center; }

Social Media Firestromという言葉が登場しますが、
まさにソーシャルメディアの炎上が
ネスレを動かしたともいえます。

ネスレは2015年までに100%のパーム油を
持続可能な調達に切り替え、…

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