Category Archives: ミレニアルズ世代

長期の影響を懸念 若者の雇用環境に関する報告書

Sack the Government!
photo by Labour Youth

世界の若者の雇用情勢に関する報告書
“Global Employment Trends for Youth: 2011 Update”
がILOより発表されました。

ILO warns of a generation “scarred” by a worsening global youth employment crisis
http://www.ilo.org/global/about-the-ilo/press-and-media-centre/news/WCMS_165465/lang–en/index.htm

報告書によると、若者がパートタイムや
臨時雇用以外の仕事を見つけることがますます困難となっており、
そうした集団的な欲求不満が、各地で起きている
抗議活動の要因の一つになっているとしています。

若者の失業者の絶対数は、
2009年のピーク時7580万人からわずかに減少し、
2010年には7510万人、2011年は7460万人となる見通し。

ただし、これらの数値の減少は、
必ずしも若者が仕事を得て改善に向かっている、
というわけではないようです。

先進国では、学校に通ったり、
自宅で状況の改善を待ったりと、若者が労働市場から撤退。

南アジアやサハラ以南アフリカの低所得の国々では、
貧困のため低賃金でも働かざるを得ない場合が多い。
といった問題が指摘されています。

失業や不完全雇用といった短期の影響にとどまらず、、
将来の賃金低下や政治・経済体制に対する不信感といった、
長期的な影響が懸念されています。

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サステナブル・ライフスタイルに関する若者の意識は?

UNEPが2008年から取り組んでいた
「サステナブル・ライフスタイルに関するグローバル調査」の
和訳版が国立環境研究所と電通から発表されました。

「サステナブル・ライフスタイルに関するグローバル調査(Global Survey on Sustainable Lifestyles)」
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2011/20110615/20110615.html

サステナブル・ライフスタイルを実現するための有効な
政策、コミュニケーション、各種イニシアチブの実施を
支援することを目的に、若者の日々の生活の捉え方や
抱いているビジョン、「変化」するための役割に対する
考え方を探っています。

対象となったのは世界20カ国、18歳~35歳の8000人の若者。
その多くは大都市に居住する比較的裕福な層です。

主な調査結果としては以下の通り。

●貧困と環境悪化が世界で最も重要な世界問題。

●サステナブルな社会とは何か、地域および個人レベルでは
何を意味するのか、という全体的、実際的で、説得力のある
ビジョンが欠けている。

●調査に参加した若者は自分たちの生活に十分に満足。
しかし、大きな危機にたびたび見舞われているため、
強い不安を示し、経済、社会、個人、環境の
すべての面において安心感を求めている。

また、ライフスタイルの主要な側面である
「モビリティ(移動性)」「食」「家事」について、
日々の暮らしに取り入られる地域レベルでの選択肢を
手軽な「クイック」、学びながら進化する「スロー」、
互いに助け合って解決する「共同」の3方向で提案したところ、

life_research.jpg
Visions for Change 変化へのビジョン」より

いずれも「スロー」の解決策が選ばれ、
誰でも暮らしに取り入れることのでき、
学習の効果が期待されるシナリオの受容性が高いという結果がでました。

この調査、私自身も回答者として参加しましたが、
未来の変化に対する自分自身の役割を
再認識するいい機会でした。

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ボランティアが若者世代を会社につなぎとめる?

VISIONS Service Adventures, community service summer programs, Montana
photo by Visions Service Adventures

ボランティアによく参加する従業員ほど、
今の会社や仕事に対する満足度が高い。

Deloitteが21歳~35歳のミレニアルズ世代を対象に
行ったボランティアに関する調査で、
そのような結果が出ました。

Executive Summary: 2011 Deloitte Volunteer IMPACT Survey
http://www.deloitte.com/view/en_US/us/About/Community-Involvement/volunteerism/impact-day/f98eec97e6650310VgnVCM2000001b56f00aRCRD.htm

1000人以上の事業で働く1500人の
ミレニアルズを対象としたこの調査。
(明記していませんが、地域は恐らく北米)

ボランティアによく参加する層とそうでない層を比較すると、
・企業文化に対して好意的(56%/28%)
・今の会社で働くことに誇りを持っている(55%/36%)
・今の会社へのロイヤリティが高い(52%/33%)
・キャリアに満足している(37%/21%)
・雇用主に対して満足している(51%/32%)
・友人に会社のことを紹介する(57%/46%)

volunteer_millenials.jpg
© www.deloitte.com

1/3のミレニアルズが転職を考えているというデータもあり、
ボランティアが企業と従業員をつなぎ、
離職率を低下するカギになる可能性もあります。

またミレニアルズには
自身のスキルを活かしたスキル・ボランティアを
好む傾向があることも1つの特徴といえます。

ボランティアをビジネス機会として捉えることで、
新しい発想につながる可能性があります。

一方で、企業が「ビジネス」の視点に立ちすぎてしまい、
本来の目的である「社会的課題の解決」の視点が
おろそかになってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

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ネスレを動かしたソーシャルメディアキャンペーン

ネスレが熱帯雨林とオランウータンの保護を約束する
パーム油の調達方針を発表しました。

Nestlé open forum on deforestation, Malaysia
http://www.nestle.com/InvestorRelations/Events/AllEvents/Nestle_open_forum_on_deforestation_Malaysia.htm

発端は、環境NGOグリーンピースが展開した
熱帯雨林とオランウータンの保護を訴える
バイラルキャンペーンでした。

http://www.greenpeace.or.jp/campaign/forests/nestle/?cyber

主催者発表では、150万回以上YouTubeのビデオが視聴され
34カ国から30万通以上のメッセージが
ネスレに届いたそうです。

ただこちらの資料をみてみると、
広がりはそれ以上のように感じます。

グリーンピースvsネスレ キャンペーン初日4日間の展開

Social Media Firestromという言葉が登場しますが、
まさにソーシャルメディアの炎上が
ネスレを動かしたともいえます。

ネスレは2015年までに100%のパーム油を
持続可能な調達に切り替え、
森林破壊につながる農場・プランテーションを持っている
サプライヤーを除外するとしています。

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CSRにニュー・メディアを通じて接する消費者が増加、Cone調査

米国ではますます多くの消費者が、
企業のCSRに関与し参加していくために
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やゲームなどの
ニュー・メディアを活用しているそうです。

2009 Cone Consumer New Media Study
http://www.coneinc.com/content2601

企業ブランドやCSRへの取り組みに
ニュー・メディアのユーザーがどう関与しているかを
米国の調査会社Coneが調査しました。

「ニュー・メディアを通して企業情報に接する」と
答えた割合が前年に比べて32%も増加。
急激に増加しています。

全体の44%がCSRに関する情報を調べ、共有し、
議論するためにニュー・メディアを利用しているそうです。

また62%がニュー・メディアを利用して声をあげることで、
実際に企業に影響を与えることができるとも感じています。

企業やNPOのコーズ(大義)への取り組みに関しては、
80%がもっとニュー・メディアを利用してコーズについて啓発し、
資金集めをするべきと感じています。

しかし一方で、寄付などの経済的な行動には
まだまだ結び付いていないとも報告しており、
更なるアクションを促すような巻き込みが求められています。

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ミレニアルズ世代へのフィードバックのコツ

Wall Street Journalに、ミレニアルズ世代の従業員は
これまでの世代に比べて「フィードバックを求める姿勢が異なる」
という記事がありました。

Employers Rethink How They Give Feedback
http://online.wsj.com/article/SB122385967800027549.html

―半年ごとのレビューを待つのではなく、すぐにマネジャーに質問をする。

上記はミレニアルズ世代の特徴的な行動と言えそうです。

他の世代に比べ、自らの要求を声に出し、
よりオンタイムでのフィードバックを求める。

ソーシャル・メディアを使いこなす彼らにとって、
それは当り前の行動。

IBMでは、ミレニアルズ世代にフィードバックする際のTIPSとして、
以下を挙げています。

・驚きを避ける
年間レビューを待たない
・明確に
特に初めての仕事の場合、期待を明確にする
・聞く
いい点は何か聞く。対話を促進のため、答えを絞り込んでいく質問をする。
・ゆるく
ミレニアルズ世代はIM(インスタント・メッセージ)などの非公式な場を好む。
・反映する
ミレニアルズ世代から逆に学んだことを伝える。
・準備をする
フィードバックの時間をより建設的な場にする。

私もかなり共感するところがあります。

短期的な視点でのフィードバックと、
中長期的な視点でのフィードバック。

その組み合わせと方法がミレニアルズ世代の力を伸ばす
鍵といえそうです。

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AT&T 若者向けのイエローページ

少し前までは、近所のレストランやお医者さんに電話するためには、
イエローページをパラパラとめくる。。。それが一般的でした。
今では、ウェブで調べるのが当たり前になりつつあります。

アメリカ最大手の電話通信会社AT&Tは、若者世代を対象に、
ソーシャル・メディアの要素を組み込んだ
イエローページのサイトをつくることを発表しました。

Not Ma Bell’s Yellow Pages
http://www.forbes.com/2009/06/17/att-search-yellow-page-search-technology-youth.html?feed=rss_technology

AT&Tはすでにイエローページのウェブ版を運営しており、
月間のアクセスが2100万~3000万アクセス、
今年1~3月の売上が13億ドルと好調です。
http://www.yellowpages.com/

しかし利用者の内訳をみてみると、
ほとんどが30歳台以上で、若者の利用はまだまだ。

そこで、今回のソーシャル・メディアの要素を組み込んだ、
若者向けのローカル情報検索サイトの構築に至りました。

従来のデータベース形式での検索ではなく、
ユーザー同士の推薦やコネクションに基づいた
検索機能が導入される予定です。

若者層にアプローチしていくために、
最新のSNSツールを活用する。

従来の方法では、もはやリーチできない層に、
どうアプローチしていくか。参考になります。

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クローズドなオープンソースを考える

今や、直接顔をあわせたことがないもの同士がネット上で協力して、
1つのプロジェクトを進め、成果を出すことが当たり前になってきつつあります。

著者の翻訳フリー化宣言を受けて、
300ページにおよぶ専門性の高い内容の本を
ウェブ上でチームを組み、5日間で英訳をした若者がいます。

梅田望夫氏の本「英訳プロジェクト」リーダーに聞いた成功のツボ
先進「オープンソース」的取り組みを検証する
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090702/164632/

ネットを活用し、オープンソースで作業を進める。
ENWが目指す方向に近いものがあります。

このとき重要になってくるのが、
どこまでをクローズドにして、どこからをオープンにするのかの判断。
必ずしも全てをオープンにすることがいいとは、限りません。

以前Cool the Earthコンテストを実施した際、
1次審査通過者のみでコミュニティを作り、お互いのアイデアを
ブラッシュアップし合う場作りにチャレンジしたことがありますが、
その際にも同じ課題を感じました。

ウェブでのコミュニティから、いかに良質なアウトプットを作りだしていくか。
私たちがチャレンジしていきたいポイントです。

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国連もFacebookを活用-高まるSNSへの期待

SNSをどう活用するか、というテーマは
コミュニケーションを強みとしている
エコネットワークスとしては常に意識しています。

企業にもSNSは様々な形で活用されており、業態によっても違いが見られます。

・小売
特定メーカーやブランドのファンクラブ、ユーザー主導型の宣伝活動に利用
・食品・飲料
自社ブランド商品に親近感を持つユーザが、商品への忠誠を更に高めることを促す
・音楽
アーティストの売り出しやコンサート後援、新人発掘コンテスト ・政治
支援者獲得の広報活動
(市川類「コミュニケーション・ポータルとして進化するSNS を巡る動向」より)  

国連も、SNSを積極的に活用する動きを見せています。

難民を支援するUNHCRが、Facebookを活用した
寄付プログラムを展開しています。

Under UN scheme, Facebook users can lend refugees a hand
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=30423&Cr=refugee&Cr1=

・UNHCRのファンになると10セント
・UNHCRのロゴをアップすると1ドル
スポンサーからUNHCRに寄付される仕組みです。

bus0071-003.jpg
また、Gimme Shelterキャンペーンでは、
バーチャルのテントを10ドルで購入すると、
20人で1家族に本物のテントを送ることができます。

Facebookのユーザー数は現在2億人。
1人1人がアクションを起こせば、とてつもないインパクトになりえます。

UNHCR Facebookページ
http://www.facebook.com/pages/UNHCR/13204463437

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サステナブルな空港を目指して

今年の4月にスイスのジュネーブで行われた
第3回航空環境サミットにおいて、
「気候変動に関する航空業界宣」が出されました。

日刊 温暖化新聞 「世界の航空業界、気候変動対策で団結」

「排出ゼロのフライト」を目指す「カーボンニュートラルな成長」が
同宣言の基本コンセプト。

どんな企業が参加しているのか気になったので見てみると、
空港の署名がとても多いです。

日本からは、成田空港と関西空港。
この2社はレポートも出しています。

成田空港 環境報告書2007
関西空港 CSR報告書2008
(関西空港は今年度から対象を環境中心からCSRに拡大)

同じく署名をしている、先日出張で寄った
カナダのバンクーバー空港のSustainability Reportは、
会計報告も統合しているため、
分量は100ページもあります。
YVR 2007 Sustainability Repor t

環境からサステナビリティへと、
取組みを統合させ、質を高めていくために、
サステナビリティ・コミュニケーションツールsee-it
の導入を検討しているそうです。
(打ち合わせに同席することができました)

実現すれば、サステナブルな空港に向けての
また新しいステップを踏み出していくことになります。

バンクーバー空港は太陽光を積極的に取り入れた作りになっており、
空港全体の雰囲気も明るく、とても感じのいい空港でした。

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