気付き、考え、行動するきっかけを 金沢発SDGsカードゲーム

2019 / 5 / 31 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa


©️Kanazawa Institute of Technology

「ゲーム」の要素を学ぶ仕組みに取り入れる手法が近年注目されています。持続可能な開発目標SDGsもしかり。

この前参加する機会があったのが、金沢工業大学の学生の方々が中心となって開発したSDGsカードゲーム『THE SDGs Action cardgame「X(クロス)」』。

詳しいゲームの内容はこちらです。
https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/application.html

ゲームのセットが販売または無料ダウンロードできるようになっていて、説明書もついています。ファシリテーターがいなくても楽しめる、まさに「ゲーム」。

面白いなと思ったのが、「課題解決のジレンマ」を解決する方法に注目しているという点です。このゲームでは、社会課題の解決策を進めていく上で直面するジレンマを、持っているリソースを活用してどうイノベーションを起こし、乗り越えていくかを考えます。

解決策自体は、実はすでに色々あります。しかしジレンマに直面して前に進めなくなるケースも多くあり、ゲームを通じてそれを乗り越えるヒントが得られるかもしれないほか、これから解決策に取り組もうという人にはシミュレーションをすることにもつながります。また知らない人にとってはそうした解決策があるんだということ自体を知るきっかけにもなります。

また特に素晴らしいのが、このゲームを行うことで、そこから段階的に発展させて、自分たちの周りの課題に当てはめて考えていくことができるようになっている点です。

誰でも遊べる。ゲームをやって終わりではなく、自分ごと化していくことができる。SDGsを知り、行動する人を増やしていくために必要な仕掛けが詰め込まれています。

他にも現在5つのゲームを開発中とのこと。テーマはフードロス、ジェンダーと格差、防災など、どれも面白そうな(?)ものばかり。プロトタイプを体験して是非フィードバックを、とのことだったので、そのうちのジェンダーと格差のゲームを体験しました。

私自身、学生時代からワークショップの企画をやってきたので、社員向けの研修企画を考えるなど、楽しみながら学ぶ方法を考えることが大好きです。今回こうして、学生の皆さんと一緒に、どうやったら良いゲームになるかを考えるのはとても楽しい経験でした。今後も何かしらの形で協力できたら嬉しいです。

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