フードロス削減 本当に必要なことは?

2018 / 6 / 5 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

すぐたべくん。
3010運動。

これ、何でしょう。

答えは食品ロス削減に向けた啓発ツール。

すぐに食べる商品は、陳列順に購入することをよびかける「すぐたべくん」。
<乾杯後30分間>は席を立たずに料理を楽しみ、
<お開き10分前>には席に戻って再度料理を楽しむ「3010運動」。

「買い方でも食品ロスを削減できます」
「手前から買うも立派な貢献」などのメッセージが書かれた
店頭掲示用ツールも4月に新たに公表されました。

イオンリーテルやイトーヨーカ堂、東急ストアで行なわれた実験では、
こうしたメッセージを掲げるだけで
実際に食品ロスの削減効果がみられたそうです。

食品ロスをなくすには、消費者側の意識を変えていくことはとても重要です。

賞味期限と消費期限の違いを知る
手前から買う
期限内に食べきる
徹底的に使い切る

一方で、事業者側でも

食品メーカーと小売業の納期に関するルールを見直す(3分の1から2分の1へ)
加工・調理過程のロスを最小化する
適切な需要予測を行う(天候での予測など)
フードバンクに寄付する

などの取り組みが進められています。

しかし根本的な問題解決には、それだけでは十分ではありません。

「もうやめにしよう」
恵方巻きの作りすぎをやめ、前年実績で作ることを宣言した
ヤマダストアーの広告が今年話題になりました

作りすぎをやめる
売り切れ=機会損失ではなく、
売り切れ=商品の価値を高めることにつながるよう定義を変えていく

そうした方向にビジネスモデルを変えていくことが、
何より重要ではないでしょうか。

これは働き方改革についても同じです。
どれだけ生産性をあげようとも、
そもそものビジネスのあり方を変えていくことをしなければ、
根本的な解決にはつながりません。

本質的な問題解決につながる動きが、もっともっと広がっていくことを期待します。

このエントリーをはてなブックマークに追加

Sustainability Frontline もっと学びたい方へ

この記事で取り上げたテーマについてより詳しく知りたいという方は下記よりご連絡ください。より詳しい内容理解 / 勉強会でのライトニングトーク / 社内セミナーでの話題提供など、一緒に学びを深める機会を作っていきたいと思います。

お名前
メールアドレス
企業名、団体名
詳しく知りたい内容など

プライバシーポリシーに同意する