健康になる建物 目印は「健築©」に「WELL」

2017 / 9 / 3 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

It's Never Too Late to Create Healthy Habits
photo by Army Medicine

そこで働いているだけで、暮らしているだけで健康になる。

空間やまちづくりから、人々の健康にアプローチする
竹中工務店の「健築©」。

健築©
http://www.takenaka.co.jp/solution/needs/healthycommunity/index.html

食や運動習慣の見直しといった、これまでの
本人の自助努力に基づく健康へのアプローチから、
建物や街づくりといった環境を変えることで
人々に働きかける手法への注目が高まっています。
(ポピュレーション・アプローチといいます)

去年から年に一度行われているシンポジウムに参加していますが、
普段とは違う視点から健康や建物について考える機会となり、
毎回学びがあって面白いです。

健康と建物の分野では、米国発のWELL認証を
大林組が今年6月に日本で初めて取得しました。

大林組技術研究所が「WELL認証」取得申請手続きを日本で初めて完了
http://www.obayashi.co.jp/press/news20170517_01

LEED認証は、建物の環境性能を評価するもの。
WELL認証は、建物の居住者の快適性に焦点をあてたものです。

空気や水、栄養や光、フィットネス、快適性、心といった領域で
室内環境を評価します。

物理的な環境ではなく、制度や社風などの職場環境を
変えていこうと全社で取り組んでいるのが、ローソンです。

今年で2冊目となる健康白書では、健康データや施策が詳しく紹介されています。

一方で、健康への取り組みの機運の盛り上がりとともに感じることがあります。

病気と就労のテーマに取り組むNPOの方と話をしていたときに、
はっと気付かされたのですが、

なぜ病気(を抱えながら働くということ)に対する理解が広まりにくいのか、ということ。
実際には、自身でまたは周囲で経験している人が多くいるはずなのに。

プライベートな話であること。
医療が進み治療が容易になったこと。
ネガティブな響きがあり話しにくいこと。

色々理由はあると思いますが、確かに自分自身も、
マラリアになった経験がありますがそれについて積極的に話すことはあまりありません。
日本では(今のところ)心配しなくていい病気ですが…

「健康」に対する意識が高まる半面、
「病気」について話しにくくなったり、負い目を感じたりしないような
配慮が同時に必要なのでは、と感じます。

「病気と働く」。健康とおなじくらい、注目があたっていってほしいテーマです。

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