「渡り」を守るコーヒー

2017 / 6 / 1 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

Nervous Teal and Pintail ducks Martin Mere WWT, Burscough October 2013

ツバメ
カモ
ツル
ハクチョウ

この鳥たちに共通するキーワードはなんでしょう。

答えは「渡り」。
生きるために、長距離を移動する(渡る)鳥たちです。
身近でありながら、実はよく知らない存在である渡り鳥。

渡り鳥研究の専門家、Will Cresswell教授のお話が勉強になります。
Interview: 地球の旅人・渡り鳥とその保全

「ヨーロッパの鳥の1/3が冬をアフリカで過ごす」とはびっくりです。
生態もまだまだ謎につつまれている部分が多くあります。
しかし今、こうした鳥たちが急激に数を減らしているそうです。

複数の場所を旅して生きるが故に、広範な地域で保全が必要となる渡り鳥たち。
生き延びるための習性である渡りが、逆に生きる難しさにつながっています。

そんな渡り鳥を守るコーヒーがあります。
その名も「バードフレンドリー®コーヒー」。

先日、住友商事で普及に携わる方にご馳走になる機会がありました。

環境と渡り鳥に優しい「バードフレンドリー®コーヒー」
http://www.sumitomocorp.co.jp/business/article/id=245

小川珈琲が10年以上前から販売しているほか、カルディコーヒーなどでも取り扱っています。
恥ずかしながら全く知りませんでした。

いかに渡り鳥のことを知らないか、遠い存在かを感じます。

バードフレンドリー®コーヒーは、森林を保全したまま
木陰で栽培する伝統的なシェードグロウン農法によって栽培されています。

スミソニアン渡り鳥センターによって認証され、
プレミアム価格で買い取られることで生産者への支援につながるほか、
収益の一部は渡り鳥の調査研究、保護費用に還元されます。

認証には種類や大きさの異なる木が一定以上あることが必要になります。
そうした森には昆虫も多く生息し、渡り鳥の住処となり、
コーヒーにとっても適度なストレスがかかり味もよくなります。

森林を切り開いた単一のプランテーション農園では、渡り鳥は住むことができません。

世界的に高まる急激な伸びを見せ、今後も拡大していくことが予測されるコーヒー。
持続可能なものを積極的に選ぶことで、広がりを後押ししていきたいです。

photo by Gidzy

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