月別アーカイブ: 1月 2017

社会課題を身近に ーバーチャル・リアリティの力

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Photo by Knight Center for Journalism in the America

ニュースで見るさまざまな社会・環境問題ー
深刻そうなのはわかるが、いま自分に影響がないし、
実際に何が起きているか想像しにくく
中々行動を起こすことにはつながらないという人が多いのではないかと思います。

他人のことや、遠い国・未来のことを「自分ごと化」するのは難しいことですが
問題についてより具体的にイメージできれば
何かしたいと考える人は増えるのではないでしょうか?

2016年、海外では五感に訴えかける「バーチャルリアリティ(VR)」の技術が
サステナビリティやコーズマーケティングの分野で
活用される事例が多く見られました。
VRは、データや統計を使った情報とは違うレベルのインパクトを人々に与え
人々の感情により強く働きかけることが期待されています。

いくつか事例をご紹介します。

靴が1足売れる度に途上国の子どもに靴を届けるTOMS shoesは、
これまでに6,000万足以上の靴を寄付してきました。
もっと多くの人に支援の必要性を理解してもらうため、
2016年にVRを活用した告知キャンペーンを開始。

左上の矢印で動画をコントロールすることができます。

この映像では、TOMs shoesで靴を購入した消費者が
コロンビアに靴を届けにいく様子と
靴を受け取った子どもの生活が変化する様子を
視聴者が360度自由にコントロールすることが可能な動画を通して伝えています。
360度動画は消費者と子どものナレーションとともに展開していくので
登場人物の動きや感情をリアルに追体験することができます。

また、国際的な人権団体Terre des

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本当に必要な次世代育成とは? VISAの金融教育から考えたこと

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クレジットカード最大手のVISAと
経済教育に取り組むNPOジュニアアチーブメント(JA)が協同で、
2016年3月に欧州で若者の金融教育に関する調査を行いました。

その結果、若者側のスキルと雇用側のニーズには
大きなギャップがあることが判明。
特に「財務計画」と「予算管理」のスキルが、
雇用者側の求めるレベルに対して大きく不足していることがわかりました。

Business confirms young people are not equipped with key financial skills they need to start their working lives
http://jaeurope.org/medias/news/251-business-confirms-young-people-are-not-equipped-with-key-financial-skills-they-need-to-start-their-working-lives.html

そうした状況に対し、VISAはJAとのパートナーシップのもと、若者に対して
金融リテラシーと雇用される能力(エンプロイアビリティ)を高める
様々なプログラムを世代別に展開し、
また同社の従業員も専門的な知識を活かしてボランティアで講師として活動しています。

Visa supports financial education for youth
http://www.ethicalperformance.com/bestpractice/article/205

このような取り組みだけ見れば、日本でも色々な事例がありますが、
私が特に関心を持ったのが、こうした分析や活動のなかに、
雇用される能力といった現実社会で役立つ実務的な視点があること、…

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日本で、世界で、高まる「非正規雇用」への注目

Shaking hands
photo by Melissa Wiese

12月20日、政府から同一労働同一賃金ガイドラインの案が示されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html

将来的に「非正規」という言葉をなくすことを目指し、
基本給や賞与他手当、福利厚生、教育訓練・安全管理の4項目について、
問題になる例、ならない例を整理しています。

女性活躍や働き方改革の推進と共に
やっと本格的な議論がスタートした感がありますが、
実は「非正規雇用」は国際的にも注目が高まっているテーマです。

昨年11月、国際労働機関(ILO)から
「非正規雇用(non-standard forms of employment、NSFE)」
に関する報告書が発表されました。

Non-standard employment around the world: Understanding challenges, shaping prospects
http://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/—dgreports/—dcomm/—publ/documents/publication/wcms_534326.pdf

実はこれ、非正規雇用をテーマとした初めての包括的な報告書になります。

背景にあるのは、非正規雇用の世界的な高まり。

非正規という働き方の形態は以前からあったものですが、
近年その割合が世界で増加しています。

背景には、国内の議論で出てくる雇用崩壊や規制緩和といった点に加え、
経済危機による若者の失業率の増加、
国際的な移民の増大、さらにはクラウドソーシングの発達など、
様々な要因があります。

ILOの報告書における「非正規」の4分類(報告書P8)
-一時雇用(季節労働や日雇いなど契約期間の定め)…

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