サーキュラーエコノミー事例発掘プロジェクト 日本での視察をお手伝い

2016 / 4 / 20 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

先日、栃木県小山市にあるDOWAエコシステムズのグループ会社
メルテックの工場を訪問する機会がありました。

世界20ヵ国を旅しながらサーキュラーエコノミー(循環経済)のモデルとなる
100の事例を発掘する「Circul’R」という
フランス出身の2人組によるプロジェクトの一環で、
日本の事例を知りたいとの相談を受け、視察をサポートしました。

メルテックの工場では、通常は埋め立てられてしまう
家庭ごみなどを焼却した後に残る灰を
リサイクルしています。

自治体の清掃工場等から運びこまれた焼却灰を
1800度以上の高温で溶融。

それをゆっくりと冷やすことで金属を分離し、
アスファルトなどに使われる路盤材と、
金や銅などの有価金属に再生し、再利用しています。


同社ウェブサイトより)

工場ではとても暖かく出迎えてくださり、
取り組みについて丁寧に説明をいただきました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。

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再生されたスラグ

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原料となる焼却灰

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今回はその他に、
アミタが南三陸で展開しているバイオマスを起点とした包括的資源循環システムや、
日本環境設計のPLA-PLUSプロジェクトの担当の方にお話を伺うことができました。

今回、フランス語の勉強も兼ねて個人的にお手伝いをしたのですが、
面白いと感じたのは「Circul’R」というプロジェクトの仕組みです。

日本ではこうしたプロジェクトに大手企業が協賛することはほとんどありませんが、
「Circul’R」には、航空会社のエールフランスや水処理・廃棄物処理のスエズ、
MercureやIbisなどを持つホテルチェーンのアコーホテルズなどの
フランス大手企業がスポンサーについています。

スポンサー企業は資金や自社サービスを提供し、かわりに
「Circul’R」は各地で出会ったプロジェクトとスポンサー企業を結び付けます。

各社はこのプロジェクトへの協賛を通じて、世界で起きている
イノベーションを取り込もうとしているのです。
実際に、インドでは現地の起業家とのコラボレーションにより
ホテルでの廃棄物処理のプロジェクトがスタートしたそうです。

私は以前知り合いを訪ねて各国を回る旅をしていましたが、
途中でマラリアにかかって世界半周で中断してしまっているので、
いつかサバティカル休暇でこんな形でまた続きができたらいいな。。。
と思います。

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