米国高校教育を改革 故ジョブズ氏の妻が5000万ドルを投じて展開するXQ Project

2015 / 10 / 8 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

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米国ではこの100年で、
T型フォードはテスラに、
電話交換台はスマートフォンに進化した。

でも公立高校教育は何も変化していない。

今の米国の公立高校の仕組みは100年前のシステムのままであり、
時代遅れで改革が必要との問題意識のもと、
故スティーブ・ジョブス氏の妻である
ローレン・パウエル・ジョブズ氏が動き出しました。

その名も「XQ: The Super School Project」。
http://xqsuperschool.org/

プログラムに沿った型にはまった教育からは抜け出すべき。
知能のIQ、心のEQだけでなく、情報化され変化する社会に適応する
「XQ」を伸ばす教育を。

という考えのもと、新しい公立高校のアイデアを広く募集し、
選ばれた5つ以上の案を来秋から実際のモデル校として展開。

各校に毎年200万ドルを予算配分し、5年をかけて
広く普及可能な「新しい高校」をつくりだすことを目指します。

サイト上には、応募者の問題意識を深める
教育に関する様々なデータが提供されているほか、
アイデアを形にしていくためのツールも用意されています。

ちょうど先日、「教育イノベーションが未来を変える」というセミナーに参加し、

・教育への投資と変革が社会を変えていく好循環を生み出す

・IT活用により高品質な教育コンテンツを低コストで提供できるようになり、
所得による学ぶ機会の格差が縮小される

・「分かりやすく教える」役割が代替(アウトソース)できるようになり
授業のありかたが変化していく

そんなお話を聞いたところだったので、変化を促す動きに関心を持ちました。

時代環境が変わり、生徒も変わり、学ぶべき内容もツールも変わるなか、
教師や学校に求められる役割も変わってきます。

「英語強化」「文系廃止」という単純な発想ではなく、
教育への投資効果が表れる50年先を見据えて、いま
何に取り組むべきかを考えていくことが求められます。

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