角川ドワンゴが手がけるネットの高校「N高等学校」

2015 / 10 / 21 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa


N高等学校より)

米国の高校改革の動きを先日取り上げましたが、
国内でも注目のニュースがあったのでご紹介します。

角川ドワンゴが手掛けるネットの学校、
その名も「N高等学校」。

2016年4月の開校に向け、現在
学校説明外が開催され生徒の募集を始めています。(設置認可申請中)

カドカワが創る“ネットの高校”「N高等学校」2016年4月開校予定
http://dwango.co.jp/pi/ns/2015/1014/

どのような学校かというと、

・本校所在地は沖縄県うるま市で、廃校になった学校を改修

・学科は普通科、単位制・通信制で全日制高校と同じ卒業資格

・初年度定員は1万人、実質授業料の想定は約30万円

・授業やレポート提出はすべてネット

・年に5日、「スクーリング(面接指導)」として本校を活用、
東京などの会場でも対応

・必修科目を学びながら、プログラミングや小説、アニメ、ファッションなど
多様な課外授業も受講可能

・講師にはドワンゴのトップエンジニアや
KADOKAWAから出版している森村誠一さんなどの小説家、
電撃で活躍するイラストレーターやゲームクリエイターなど
グループ企業で活躍するプロ人材を迎える

・大学進学を目指す生徒向けに、
“ビリギャル”の著者の坪田氏を迎え独自カリキュラムも用意

授業や先生と生徒、生徒間のコミュニケーションには
ニコニコ動画を発展させたのシステムのほか、
SlackやGitHubといったツールを活用。

地方自治体と連携した農漁業や伝統文化の職業体験を提供し、
「ニコニコ超会議」を文化祭、本社を自習室と位置づけるなど、
リアルの場も充実させます。

デジタルネイティブ世代を対象に、不登校の生徒を積極的に受け入れ、
ニコニコ動画のシステムを自分で作れるレベルのIT人材育成など、
社会に出ても食べていける人材輩出にチャレンジするこの取り組み。

子どもたちにとっては自分らしくいられる居場所づくり、
角川ドワンゴにとっては自社コンテンツや人材を活用した
長期的な視点での人材確保、
社会にとっては潜在的労働力の就労支援と、
様々な意味合いがありますが、
私は加えて「ダイバーシティ(多様性)」という点からも注目しています。

多様性というと主には人種や性別などが注目され、
日本は島国で多様性が低い・・・という話がよくされますが、
それ以外にも日本が低いものに「キャリアの多様性」があげられます。

学校や社会に出てからの多様なキャリアが受け入れられる社会になれば、
人々の多様性に対する感度も高まってきます。

N高等学校の動画には、元文部科学副大臣の鈴木寛さんや
ミュージシャンのGacktさんなども登場。

「ふつうの高校生になってどうするの?」
という言葉が響きます。

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