ついに99%達成! スターバックスの倫理的なコーヒー豆調達

2015 / 10 / 7 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

9月9日、各地のスターバックスの店舗に「99」の文字が掲げられました。
私が訪れた場所でもこの通り。

IMG_4465

2015年4月、同社のコーヒー豆の99%が倫理的に調達できるようになりました。

それを受けて行われたのが、手書きで”99″がデザインされたカップの提供など、
全国の店舗でコーヒー生産者とのつながりを感じる99キャンペーンです。

コーヒー豆の倫理的な調達99%を達成 “99”にちなみ、9月9日を特別な一日に
https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2015-1382.php

日常的にスターバックスを利用している私としては、
嬉しいニュースです。
(頼み方がこなれていたからか、先日も「もしかしてスターバックスで働かれていますか?」と
店員さんに言われました。確かに「スタバで仕事」は毎日のようにしていますが。。。笑)

同社の倫理的な調達の基準となっているのは、
C.A.F.E.プラクティス(Coffee And Farmer Equity)」というガイドラインです。

2004年に国際環境NGOのコンサベーション・インターナショナルの
協力のもと作成されたもので、必須条件の「品質水準」「経済的な透明性」と、
第三者機関評価による「社会的責任」「環境面でのリーダーシップ」をクリアしたコーヒーを
「責任をもって栽培され、倫理的に調達されたコーヒー」と認証しています。

具体的には、

・対価の公正な分配を示すために支払い証明書の提出しているか
・児童労働をさせていないか、労働者の宿泊設備を整えているか
・コーヒーの実から豆を取り出す際に使用する廃水を浄化しているか
・生物多様性の保全や、農薬低減に取り組んでいるか

といった取り組みがサプライヤーには要求されます。

「C.A.F.E.プラクティス」全体の取り組み状況については、
コンサベーション・インターナショナルが定期的にレビューを実施。
2011-12年度の報告書では、生産者・加工業者ごとに
設定された環境・社会面のKPIの達成状況が詳細に開示されています。

report_coffee
C.A.F.E. PRACTICES RESULTS ASSESSMENT FISCAL YEARS 2011-2012

グローバル企業のコーヒーサプライチェーンでの取り組みでは、
ネスレの「ネスプレッソ」も独自の調達基準
The Nespresso AAA Sustainable Quality™ Program」に基づく取り組みを進めており、
現在80%が同基準に沿って持続可能な形で調達されたもの。

nespresso
Nespresso – Sustainability Achievements infographics 1

こうした企業独自の基準は、フェアトレードラベルのような統一のものとも異なるため
生活者にとってはわかりにくい面もあります。

今回のようなキャンペーンは、生産者とのつながりを意識し
自社の取り組みへの理解も高めるよいきっかけとなるので、
是非継続した取り組みを期待します。

このエントリーをはてなブックマークに追加

Sustainability Frontline もっと学びたい方へ

この記事で取り上げたテーマについてより詳しく知りたいという方は下記よりご連絡ください。より詳しい内容理解 / 勉強会でのライトニングトーク / 社内セミナーでの話題提供など、一緒に学びを深める機会を作っていきたいと思います。

お名前
メールアドレス
企業名、団体名
詳しく知りたい内容など

プライバシーポリシーに同意する