「水くみ3km」と「灯油ランプの明かり」から考える社会課題の伝え方

2015 / 6 / 5 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

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リーバイスが提供するウェブコンテンツが話題ですね。

Forever Blue
http://levi.jp/foreverblue/

水がない村に住む途上国の子どもたちが、
日常的に水汲みのために行き来している
3kmという道のりを追体験できるというこのコンテンツ。

リーバイスはこれまでも水問題に積極的に取り組み、
1回で狙いの色を出す工夫や、オゾンを使っての脱色など
極力水を使用しないジーンズを発売してきましたが、
水がない地域に住む人々の実情をより多くの人に知ってもらおうと
ジーンズ回収プログラム”LEVI’S® FOREVER BLUE“
連動して制作されたものです。

回収されたジーンズは、アーティストにより
トートバックに生まれ変わり、販売されます。
収益の全額が水不足に取り組むWaterAidに寄付され、
東ティモールで安全な水を提供する活動に活用されます。

リーバイス® ジーンズを回収・リメイクして途上国に貢献
http://www.wateraid.org/jp/news/news/foreverblue150508

このコンテンツを通じて是非体験していただきたいのが、
この「3km」という距離。
ポイントは、途上国での「3km」であるという点です。

日本で3kmを歩くのに必要な時間は、
ざっと40〜45分でしょうか。

でもその道のりが、舗装がされていない、
でこぼこの砂利道やけもの道だとしたらどうでしょうか。
軽く3倍の時間はかかります。
そして重たい水をかつぎながら、帰りの途につきます。

そうして水がない地域に住む人々は、
1日の約1/4を水くみに費やしているそうです。

同じ情報でも、日本の感覚で捉えるだけでは、
実は問題の本質を掴めていないということに気付かされます。

同様のことを、パナソニックの「ソーラーランタン10万台プロジェクト」で
撮影を担当するカメラマンの方が語っていました。

たとえばこのケロシンランプの写真をみて、
どのように感じるでしょうか?

暖色系で暖かい炎。

もしかしたらそのように思われるかもしれません。
でも実際には、ケロシンランプから立ち上る黒い煙は
人々に重大な健康被害の原因となっているのです。

[The Frontline of Solar Lantern Vol. 4/ソーラーランタン最前線 第4回]This series introduces you the untold stories behind the…

Posted by Panasonic 100 Thousand Solar Lanterns Project on Monday, June 8, 2015

そうした現地の人々が抱える課題の本質を
いかに実感を持って感じてもらうか。
伝え方を考える上で、常に意識し、工夫したい点です。

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