アフリカ諸国で活動するNGOが支援の輪を広げるために

2015 / 3 / 10 | 執筆者:Yurie Sato 佐藤百合枝

Africa on a globe

photo by  residentevil_stars2001

エボラ出血熱やテロによって
大陸全体のイメージが損なわれかねない状態が続いているアフリカ諸国。

さまざまな社会課題を抱えるこの地域で活動するNGOが
どのように一般の人に問題を伝え、支援を得ているのかを知りたいと考え、
アフリカ諸国に特化した
パナソニックによるNGO/NPO広報基盤強化支援報告会
に参加しました。

私が一番面白いと思ったのは
寄贈された着物を通じて女性・若者支援を行う「リボーン・京都」の発表です。

支持層の高齢化を受けて、若い女性を対象に広報強化に取り組んでおり
パンフレットには、よく支援呼びかけで見るような暗い写真ではなく、
まるでファッション誌のように、きれいなモデルがデザイン性の高いリメイク服
(着物と現地の伝統的な生地から作られたもの)を着ている写真を使用。

多くの女性が興味を持つ「ファッション」を利用して
目をひく広報物を作成することで、
新しい層への支援呼びかけにつながるだけでなく
アフリカ布のデザインを日本人に知ってもらう機会になると感じました。

また、「世界の医療団」では
深刻な課題ばかりを伝えてきたこれまでの広報方法を見直し、
日本の子どもも共感しやすい「食べ物」や「家族」などについて
現地の子どもたちの話をイラスト付きで紹介することで
アフリカの社会問題や文化について
クイズを解きながら学ぶことができるようにしていました。

その他の発表についてはこちら:
http://panasonic.co.jp/citizenship/pnsf/ar_report/2015_af_pc/index.html

報告会の中で印象的だったのが、
「アフリカで活動するNPOと、
文化(ダンスや音楽など)面で活躍する人たちが連携することで
地域の”魅力”をより多くの人に知ってもらうことができる。」

「本当のアフリカのイメージを伝えるためにも
暗いニュースばかりでなく
魅力的な部分を伝えていく広報に期待している。」
といった審査員のコメントでした。

人が持つイメージというのはとても重要です。

東日本大震災のとき、私は海外に住んでいたため、
周りの人には私の家族の津波被害を心配されました。
実家は被災地から遠いので無事だと伝えましたが、
それでも家族は日本にいて大丈夫なのかと何度も聞かれ
遠い外国の国内のことはきっとすべて同じに見えてしまうのだなと
感じたことがあります。

アフリカに対する認知が低い日本では、
国連加盟で54ヵ国もあり、10億人が住む広い地域を
一括りで考えてしまうことが多いように思います。

アフリカ=飢餓や難民といった社会問題を認識することは
もちろん重要ですが、

一方でアフリカ文化の豊かさや多様さ、
各国の正確な情報・現状をまず多くの人に伝え、
関心を持ってもらうことが
支援の輪を広げることにつながると感じた一日でした。

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