同性同士で結婚できないなんて! 任天堂の人気ゲームソフトに非難が殺到

2014 / 5 / 15 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa


photo by Bryan Ochalla

任天堂の人気ソフト「トモダチコレクション 新生活」
の海外での発売に伴い、ゲームの中で同性婚ができないことに対し
批判が集まり、同社の対応に対してさらに批難の声が高まりました。

「トモダチコレクション」はユーザーが
アバターを作って仮想の生活を楽しむもので、
ゲームの中で結婚もでき、子どもも産めるようになっています。

この中で、同性のアバター同士で結婚ができない
設定になっていることに対して、同性愛者の若者ユーザーから
「結婚できるようにしてほしい」という声が広がり、
キャンペーンが展開されていました。

こちらの記事によると、
元々同性婚ができると思わせるようなバグがあり、
それを修正したことが誤解を伴って広がっていった、
とのことです。)

任天堂米国法人は5月7日に、
「このゲームは社会的な見解を表明しようとするものではない。
ゲームは現実社会の交流ではなく別世界での話」とするコメントを発表

しかしゲームに同性婚の選択肢がないことが結果的に
「社会的な見解を表明」することになってしまっており、
現実世界でもLGBTの人々はマイノリティにおかれているなかで
仮想空間での平等も認められないのか?とさらなる批判を招きました。

こうした状況に対し、再度9日に同社は公式なコメントを発表し、
「多くのファンを失望させてしまって申し訳ありません。
今回の仕様変更は技術的に困難だが、
次回作をつくる場合にはすべてのプレーヤーを包括するよう、
皆さまの意見を反映します。」と表明しました。

We are committed to fun and entertainment for everyone
http://www.nintendo.com/whatsnew/detail/c4FWbi-Uave2T9R1h7SFzX0aoa-d4pgx

ロシアやブルネイ、ウガンダなど、
一部の国では同性愛に対する厳罰化が進む一方で、
たとえばドイツでは毎年LGBTの人々を対象にした
欧州最大のキャリアフェアが開催され、Adidasなどの大手企業もブースを出展しています。

日本では、先日原宿で行われた性的マイノリティのパレードに
安部首相夫人が参加したことが話題を呼びました

LGBTに限らずダイバーシティの問題は、
頭で情報として聞くだけでは、十分に理解しにくい側面があります。
まずはこうしたパレードなどに参加してみることからはじめて、
実体験に基づく感覚を培っていくことが重要ではないかと思います。

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