休日分散化へ5社タッグ、国民意識は過半数が反対

2014 / 4 / 8 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

希望する社員はゴールデンウィーク(GW)期間中に出社し、
後ろ倒しで休暇を取得。宿泊優待などの特典も利用可能に―

何度も社会全体の議論にのぼりながら、
なかなか実現にいたらない休日分散化を
まずは民間から率先して実施しようと、
5社がタッグを組み「後ろ倒しゴールデンウィーク」を実施することになりました。

日本初!「休日分散化」実現に向けての取り組み第一弾! 「後ろ倒しゴールデンウィーク」を実施します ~民間企業5社が参加し、事務局を設置~
http://hoshinoresort.com/information/release/2014/04/3232.html

参加するのは、星野リゾート、ベネッセコーポレーション、
タクシーの日本交通、福利厚生事業のベネフィット・ワン、
保育所を運営するポピンズの5社。

従業員はGWの時期を通常の日程か1週間ずらした後ろ倒しかで選択し、
後ろ倒しGWを取得した従業員には賛同企業が提供する
会員専用の宿泊施設の利用や祝日出勤の親へのベビーシッター派遣などの
特典が利用可能になります。

5社は休日分散化推進事務局を設置し、
利用した従業員のアンケート調査や
シルバーウィークでの同様の取組み実施を検討。
1年後には賛同企業を100社に増やすことを目指します。

休日分散化の議論は、
需要の平準化による旅行費用の低下や交通渋滞の緩和、
混雑により旅行を見送っていた潜在需要の喚起など、
余暇の充実や地域経済の活性化、観光業の雇用安定化に
メリットがあるとされています。

しかし産業界の動きは鈍く、また
国民の意識調査でも反対が過半数にのぼるという結果になっています。

kyuka
休暇改革国民会議「分散化案のメリット、デメリットと、今後の対応

私自身は分散化には賛成ですが、
半数以上が反対なんだと少しびっくりしました。

意見募集サイト休眠分散化アイディアボックス
寄せられた声をみてみると、
「取引先が休みでないと休めない」
「単身赴任で離れている家族とゆっくり会える貴重な時間」
「分散化よりまずは有給消化に優先して取り組むべき」
などの声が並びます。

確かにこの問題はただ大型連休を分散化するというだけでなく、
長時間労働や余暇時間の使い方、単身赴任、過剰なお客さま至上主義など、
日本の労働にまつわる様々な問題が関係してきます。

特に休むことが苦手な日本人にとっては、
これを機会に「休暇」や「豊かな人生を送る」ことに対する考え方を
一人ひとりが見直すいい機会なのかもしれません。

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