小山市の生協と農家 ネオニコチノイド系農薬ゼロへ

2014 / 1 / 24 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa


photo by R_P_F

「ネオニコチノイド系農薬を一切使いません」

栃木県小山市の「よつ葉生活協同組合」は、
2013年度からネオニコチノイド系農薬(ネオニコ系農薬)を一切使わない
お米の販売体制を確立しました。

脱ネオニコ系農薬 小山の生協、農家と協力
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014010902000130.html

ネオニコ系農薬とは、
タバコの有害成分であるニコチンに類似していることから
名づけられた殺虫剤で、作物の受粉を媒介する
ミツバチの大量死との因果関係が疑われています。

欧州では予防原則の観点からネオニコ系農薬の
健康や環境への潜在的な影響が問題視され、
EUの独立機関である欧州環境庁が発行している
予防原則の観点から最新の知見をまとめた報告書
“Late lessons from early warnings: science, precaution, innovation”
(早期警告からの遅すぎる教訓:科学、予防、革新)

でも取り上げられています。

昨年12月1日からは、3種類のネオニコ系農薬
(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)の
使用規制が始まりました。

詳しくは↓
EUでネオニコチノイド系農薬の規制スタート!
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/eu/blog/47604/

同生協では、数年をかけて勉強会を開催し、
ネオニコ系農薬を使わないお米作りを研究してきました。
お米以外にも、ホウレン草や小松菜、ネギでもネオニコ系農薬ゼロを達成し、
取り組みは他県にも広がっているそうです。

ネオニコ系農薬の問題は、
以前専門文書の翻訳を担当したこともあり、
ENWのメンバーも数年前から関心を持って動向を注視していました。

しかし日本では逆に残留基準を高めようとする動きになっており、
今後のさらなる関心の高まりと取り組みの広がりを期待します。

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