ゼネラルミルズ キャンペーンに応えシリアルCherriosでの遺伝子組み換え不使用を宣言

2014 / 1 / 5 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa


photo by RubyDW

1年前にお伝えした、米国の大手食品メーカー
ゼネラルミルズ(Genral Mills)に対する
遺伝子組み換え作物(GMO)反対キャンペーンの続報です。

生活者の声に押される形で、ゼネラルミルズは
米国で販売する同社のシリアルCherrios(チェリオ)のオリジナル味では、
遺伝子組み換え作物を使わないことを宣言しました。

米国のNPO Green Americaが主催する
遺伝子組み換え作物反対キャンペーンGMO Insideの呼びかけにより、
昨年12月からCherriosの原材料に遺伝子組み換え作物を
使わないことを求めるアクションが展開されていました。

詳しくはこちら:
ゼネラルミルズのFacebookページが炎上! 盛り上がる反GMOキャンペーン

アクションはソーシャルメディアを積極的に活用して行われ、
同社のfacebookページにはGMO反対のコメントがあふれ、
動画は再生回数20万ビューを記録し、
25000人以上がメールアクションに参加しました。

結果、同社は生活者の声に答える形で、
Cheerios and GMOs: FAQsというコーナーを発表し、
同社の対応についてQ&A形式で答えています。

Cheerios and GMOs: FAQs
cheerios.com/en/Articles/cheerios-and-gmos

それによると

・チェリオの主原料であるオート麦、少量添加される
コーンスターチとサトウキビからの砂糖は全て非遺伝子組み換えのものを使用。

・原材料構成や作り方を変えたわけではなく、調達先や
遺伝子組み換えのその他の原料と混ざらないよう保管の仕方を変えた。

・チェリオの他の味については、
オリジナル味と同じ主原料の部分は非遺伝子組み換えだが、
味付け部分の原材料は遺伝子組み換えのものを使用している。

と回答しています。

このQ&Aにもありますが、実は欧州では、
販売されているチェリオはすべて
遺伝子組み換え不使用の原材料で製造されています。

そうした地域ごとの対応の違いや、
遺伝子組み換え作物の安全性に対する認識、
表示規制のロビイング活動に対するスタンスについても回答を示しています。

・遺伝子組み換え作物は安全。国際機関・政府機関も認めている。

・欧州と米国では、遺伝子組み換え作物の比率や規制が米国と大きく異なる。
米国では遺伝子組み換え作物が普及しており、
単純に欧州でやっているからといって、同じようにはできない。

・遺伝子組み換え不使用のチェリオを希望する消費者向けに、
オリジナル味のチェリオやその他のオーガニックシリアルを販売しており、
選択肢は提供している。

・遺伝子組み換えのラベル表示については、
国としての基準を基本にすべきと考え、
州ごとに異なる対応をすべきでないと考える。

回答内容について納得できるかという点はひとまず置いておき、
消費者の声に向き合って対策を実施し、
直接は答えにくいテーマについても同社のスタンスを明確にし、
対話の姿勢を示していることについては、誠実さを感じます。

ソーシャルメディアを通じて
企業と消費者が直接接点を持てるようになったからこそ、
企業にはこれまで以上に人々の声に真摯に向き合い、
対話する姿勢が求められています。

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